「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

パリ五輪を目指す世代別代表に田川知樹が名を連ねる。 クラブが描く未来予想図を現実に近づけた [田川知樹 U-20日本代表候補に選出]

 

マリノスのGK田川知樹(18)が29日から千葉県内で行われるU-20日本代表候補のトレーニングキャンプメンバーに選出された。

 

 

今季、興国高校から加入した田川はリーグ戦、ルヴァンカップ、天皇杯といずれの公式戦にも出場していない。先輩GKたちの壁に阻まれてJリーグデビューこそ果たせていないが、エリートリーグでは天候不良で中止になったアウェイの浦和レッズ戦を除く4試合にフル出場している。

直近では22日のエリートリーグ名古屋戦に出場。2-3で黒星を喫したものの、田川自身はファインセーブでピンチを救った。しかし本人の自己評価は厳しい。「個人的には絶対に止めなければいけないシュートを止めただけで、失点場面も防げたと思う。また練習から取り組んでいきたい」と気を引き締め直していた。

 

 

高いモチベーションで日々のトレーニングに励んでいるからこそ、今回の選出は成長を後押しする追い風となる。田川にとって候補合宿とはいえ世代別代表に選出されるのは初めての経験。同世代のライバルたちと切磋琢磨することでポジティブな刺激を受けるはずだ。

同合宿にはモンテディオ山形へ育成型期限付き移籍中のMF樺山諒乃介(18)も選出されている。5月下旬から6月上旬にかけて行われた候補合宿にも参加している同級生プレーヤーの存在は心強い限りで、日の丸を背負って久しぶりの再会を果たす。

 

 

 

ヨコエク

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