「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

試合直前インタビュー 横浜FC戦 小野・青山・榎本・熊谷・樋口監督

 

【明日の試合に向けて】

樋口 靖洋 監督

「横浜FCを指揮していたときも良いコーチングスタッフに恵まれた。いまはマリノスの監督という立場をやらせてもらって、感慨深いというか巡り合わせだなと。でもいまの横浜FCには僕が監督をしていたときにいた選手が3人くらいしかいない。周りの空気はいろいろある。でもそれでやりづらいというよりは、ダービーができる地域にいるのは幸せなこと。ウチとしてはダービーというよりもACLにつながる重要な戦いという位置付け。しっかり勝ち上がることでそれにつながる。リーグ戦で上積みできていることを天皇杯でも出したい」

 

FW 10 小野 裕二

「自分が獲得したPKは自分で蹴る。ほかの選手が取ったPKは監督が決めた選手が蹴ればいい。でも今度はPKじゃなくて、流れの中でしっかり決める。そうすれば問題ないから。横浜ダービーのことはよく知らない。2007年の8-1の試合も見ていない。どんな試合でも勝たないといけないのは同じ。負けていい試合なんてない。サポーターが気合い入っているのはわかるけど、オレのほうが気合い入っている。早く試合したい」

 

DF 26 青山 直晃

「エスパに在籍していたときは、ダービーの前になると空気が違った。練習場は横断幕で囲まれるし、絶対に勝てという雰囲気が伝わってきた。ただ、それはエスパとジュビロの関係性もあると思うし、静岡県だからというのもある。横浜はどちらかといえばクールだから。ダービーというよりも天皇杯はやりづらい大会。下のカテゴリーの相手に買って当たり前という雰囲気もある。特にディフェンスはそういうプレッシャーがある。頑張る選手やチームが一番厄介な相手」

 

GK 1 榎本 哲也

「ずっと試合に出ていなかったので、2試合連続完封だけで満足できない。勝った鹿島戦は途中交代してしまったし、最後までピッチに立っていた試合はまだ勝っていない。しっかりフル出場して試合に勝つことが今回の試合のテーマ。相手が相手なので、特殊なゲームになるのは覚悟している。基本的にはボールを持つ時間が長くなるだろうけど、1本のシュートで失点するかもしれないのがサッカー。常に集中して、きっちり抑えて勝利したい。アオちゃん(青山)のモチベーションの上げ方はよくわかっているつもり(笑)」

 

MF 28 熊谷 アンドリュー

「次のゲームではミスしても下を向かずに戦う。同じミスを2試合続けるわけにはいかない。試合に出させてもらっている以上は責任あるプレーを見せたい。相手は強い気持ちで臨んでくるはず。それに気持ちで負けていたら試合に勝てない。天皇杯に勝つことACLに出場できるわけだし、それをモチベーションに戦いたい」

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