「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「練習をコンスタントに重ねていきたい。(今の状態は)70%くらいかもしれない。でも8月6日まで時間があると思うし、僕にとって敵はケガだけ」(宮市亮)他 [練習試合後コメント]

 

[コメント]

松永 英機 監督

――選手たちは過酷な暑さという環境下でプレーした。試合を振り返ってほしい。

「キャンプ3日目ということで、日常ではやらない時間帯にゲームをやった。ゲームの目的に対して、こういった環境下でもしっかりトライしてくれたことが良かった」

 

 

――コンディションの部分をどのように見ている?

「今日のゲームはコンディションを上げることが目的というよりも、今までのフットボールの精度を上げていくことがテーマ。そしてチームとしてより強くなることが折り返し後のテーマになる。ゲームコンディション的に難しかったけど、良くなっていくために選手たちはしっかりプレーしてくれた」

 

――杉本選手や宮市選手といった新加入組もプレーした。手ごたえは?

「彼らはチームコンセプトを理解しながらしっかり取り組んでくれた。チームのフットボールにどのようにアダプトしていくかがテーマなので、このようなゲーム形式は有意義だと思う」

 

 

 

――この段階でフィットを求めるのは少し求めすぎか?

「求めすぎというよりは、マリノスのプレースタイルは今までのチームのスタイルと違うと思う。だから理解度を高めて実践していくことが大事。どんな選手が加入してもそのハードルを越えていくことが大事になる」

 

――メンバーを入れ替えて臨んだ練習試合で見つかった課題は?

「攻守両面で質を上げていくこと。攻めていったあとの切り替えの早さ、ボールを奪ったあとにどうするか。精度を上げていくことが強くなるための課題。これから始まる後半戦をどのように戦うかは、前半戦を踏まえてやっていくことが大事になる」

 

 

――もともと在籍していた選手が新加入選手にアジャストすることも大事なのでは?

「まずは新加入選手がチームのプレースタイルを理解することが第一。そして今回こういったキャンプで寝食を共にする時間がある。お互いの良さや人柄をいち早く吸収する機会になっている。選手同士も、選手とスタッフの関係値のところもコミュニケーションがとれる環境で、チームとして目指す方向に積み上げていきたい」

 

――ケヴィン・マスカット新監督の就任が発表された。これからバトンを渡すことについて考えていることは?

「彼にバトンを渡すのは私自身のミッションでもあるし、チームとしての課題でもある。今までの流れを第3コーナーで引き継ぎたいと思う」

 

 

――新監督の関わり方は?

「コーチングスタッフで新監督とリモートで密にコミュニケーションをとっている。毎日のトレーニングや今日のトレーニングマッチを映像で共有している。そういったところで最大の努力をしている。変わったことはまだあまりなくて、情報を共有している段階」

 

 

MF 14 天野 純

――60分間プレーした試合を振り返ってほしい。

「11時キックオフということもあって、なかなか時間的にも体が起きていない状況での試合だった。暑い中だったけどみんなでタフに戦おうということで試合に入った。1~2本目通して試合を完全に支配したわけではなくて、もう少し敵陣での時間を増やしたかったし、自分たちのサッカーを突き詰めないといけない。あと新加入選手もいるので、そことのすり合わせはこのキャンプでやっていかないといけない」

 

 

――ゴールの場面については?

「(杉本)健勇はボックス内でしっかり背負える。ああやって抜け出すかなと思ったので、相手DFよりも先にクロスに触るために入っていった」

 

――今後の具体的な課題は?

「押し込んだ時の質や、健勇が1トップに入った時の特徴や生かし方のところで共通意識を持ってやっていきたい」

 

 

――天野選手個人のキャンプでのテーマは?

「1週間のオフを挟んだのでもう一度しっかり強度を上げてコンディションを上げて、何よりもケガをしないこと、純粋にサッカーを楽しみたい」

 

――合流して間もない杉本選手と前線でコンビを組んだ印象は?

「対戦相手としても、代表でも一回やっている。イメージ通りでサイズがあって、スピードがあって、ボールが収まる。そういったところで」

 

 

――前線で杉本選手とコンビを組んで意識したことは?

 

ヨコエク

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