「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「(得点について)大然が走り出した時点で、僕は大然より足が遅いので絶対に追いつかないといけないという意識だった。本当にそこだけ」(オナイウ阿道) 他 [柏戦後コメント]

 

[コメント]

松永 英機 監督

「アウェイの地で勝ち点3を持ち帰ることが我々のゴールだったので、この結果をうれしく思う。前半、自分たちらしさを出していく中でレッドカードというジャッジによって10人になったが、その中でも落ち着いてゲーム運びできたかなと思う。それが最後の得点と勝ち点3につながった」

 

――後半、喜田を投入してからの形がうまくハマった。どのような狙いがあった?

「ひとり少なくなった時に対応しがちなのが4-4-1というスタイルだけど、あえて4-3-2にして自分たちの攻撃的なスタイルを変更しないというメッセージだった。中盤に3人配置することでボールサイドから守備をして逆サイドが絞るという戦術的な意味もあった。それが守備面でうまくいったし、なおかつ前線にふたり置いていたので攻撃面でもチャンスを作れて2得点につながった」

 

 

――2ゴールに絡んだ前田選手への評価は?

「前田は攻守においてハードワークできる。彼の持ち味をチームとして生かせて点を取れたのは大きな収穫だと思う」

 

 

――運動量や連動性、パスワークが重要だが、10人でもできることを示す上で重要だったことは?

「ひとり少なくなったことに対するネガティブなものがなかった。人数が少なくなってもスタイルを徹底していこうと。特にボールを回していこうというテンポや、相手ボールへの寄せや厳しさは10人になっても継続してやれた。選手たちがひとり少なくなってもネガティブにならなかったことが勝ち点3につながった」

 

 

FW 45 オナイウ 阿道

――10人とは思えない運動量で、特に後半4-3-2になってからギアが上がったと思う。2トップとして意識したことと評価は?

「前半で数的不利になったが慌てず、自分たちはできるということを意識で来ていたし、ハーフタイムにしっかり整理できた。僕と大然は相手の裏を狙うことが大事だけど、それだけだと体もきついし五分五分になってしまう。ボールを持っている時は自分が少し下がった位置になってスペースで受けることを意識した」

 

 

――大きな1勝だと思うが、その価値は?

「ここ何試合か勝ってきたけど、難しい試合も勝ってきた。新しいシチュエーションの難しさで、今までよりも難しい状況だった。アウェイだけど引き分けでいいとはみんな思っていなかったし、本当に大きな1勝だと思う。中断前最後の2試合ということで今日負けてしまうと次のゲームにも影響する。それをチーム全体でいい方向に持って行くことができた」

 

――久しぶりのゴールだが焦りはあった?

「チームが勝っているのは重要だと思うし、その中でチャンスがなかったわけではない。チームをよりラクにできたと思うので、そこでの責任は感じていた。代表でプレーして帰ってきた時はチーム状況があまり良くなかったので、絶対に良くしたいと思っていた。それが出来なければ自分としても良くないし、チームが良い方向に行かない。点は取れていなかったけどチャンスには絡めていたし、それはスタッフからも言われていた。自分を信じてやってきた結果がゴールにつながった」

 

 

――あらためて得点シーンを振り返ってほしい

 

ヨコエク

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