「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

松原健が放った掛け値なしのゴラッソ。しかし試合結果は… [J15節 柏戦レビュー]

 

 

起死回生の同点弾と満足できない内容

 

仲川輝人の横パスを受けた松原健は、自身が思い描くパーフェクトなトラップでシュート体勢に入った。鋭く振り抜いた右足から放たれたシュートは、曲がりながら落ちる軌道でゴールネットに突き刺さり、起死回生の同点弾となった。

 

 

掛け値なしのゴラッソ。それまでに溜めていた鬱憤を晴らす一撃を放ち、背番号27はド派手なガッツポーズを繰り出した。しかし、そこに笑みはない。鬼気迫る表情で、満足感に浸っている様子は一切なかった。

松原にしてみれば、この試合ここまではお世辞にも褒められた内容ではなく、ミスが先行していた。前方のエウベルと効果的なパス交換で相手陣内へ攻め入ったシーンは数えるほど。

 

 

「僕の立ち位置が悪くて一歩ずつコンビネーションが合わなかった印象がある」

 試合後は反省の弁が口を突いて出たように、チーム同様に何かが少しずつかみ合わなかった印象が強い。悪い流れの影響なのか、守備でも後手に回るシーンが散見され、後追いになってファウルや警告で止める場面も。

 

ヨコエク

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