「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

背番号23は慌てず、焦らず、地に足をつけて進む。明日の清水戦はベンチスタートが濃厚 [ルヴァン杯6節 清水戦プレビュー]

 

1位突破を目指す一戦。センターバックに岩田、左サイドバックは和田か

 

すでにグループステージ突破を決めているマリノスにとって、明日の清水エスパルス戦は消化試合の意味合いが強い。ここまで3勝2分と安定した戦いで勝ち点を積み上げてきたからこそ、余裕を持って臨める一戦だ。

ただしグループ内順位は定まっていない。明日の結果次第で1位突破か、あるいは2位突破か決まる。グループステージにおける順位決定方式は、グループ内全試合の得失点差よりも同勝ち点チームとの直接対決の結果を重んじる。清水は現在グループ2位で勝ち点差は3。前回の対戦は0-0で引き分けているため、仮に敗れると清水が逆転で1位突破。引き分け以上ならば文句なしにマリノスが1位で突破だ。

この清水戦から中2日の22日に柏レイソル戦が組まれている。そのため、これまでどおり直近のリーグ戦から大幅に先発を入れ替える可能性が高い。鹿島アントラーズ戦で脳震とうの症状で途中出場した畠中槙之輔をはじめ、先発組の大半はメンバーから外れるだろう。

アンジェ・ポステコグルー監督は「明日の試合では、なかなか試合に出場できていない選手たちにチャンスがあるだろう。まだまだシーズンは長いので、いつ出番が来ても大丈夫な状態にしておきたい。全員にとって大事な試合になる」と位置付けた。

前日練習では實藤友紀と高野遼がトレーナーとともに別メニュー調整を行った。明日の試合出場は難しいだろう。センターバックは岩田智輝、左サイドバックは和田拓也の先発が有力で、週末の試合をにらみつつ現時点でのベストメンバーを選定して臨むことになる。

 

 

 

再発させないために「焦らず治す」という選択

 

そして仲川輝人がピッチに帰ってくる。

4月11日のベガルタ仙台戦で負傷。昨季から頭を悩ませている筋肉系の故障で、右ハムストリングの肉離れだった。全治4週間見込みという診断が下されたが、実際に戦列復帰するまでに5週間半を要している。

 

 

 

ヨコエク

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