レオの合流でポジションが安泰ではなくなった前田とオナイウがゴールという結果で存在価値を示す[J11節 横浜FC戦レビュー]
エウベルのアシスト、レオのゴールが持つ意味とは
5得点で圧勝を飾った。
立ち上がりこそ15分くらいまでは五分の内容だったが、マルコス・ジュニオールのPKで先制してからはほとんどの時間で相手を圧倒。攻めては攻撃陣が揃い踏みで今季最多5得点を奪い、守っても10試合を消化した時点で早くも5度目となるクリーンシートを達成。サッカー観戦には最高の気候で、ファン・サポーターは大満足の勝利となった。
ここでは2つのプレーにフォーカスしたい。
1つ目は、チームにとって追加点となったオナイウ阿道のゴールだ。マルコスの右CKをオナイウがヘディングで合わせ、GKが弾いたボールをエウベルが折り返してオナイウが今度こそ決めたシーンである。
あの場面、エウベルはパスを選択した。もちろんシュートという選択肢もあったはずで、そのまま得点できる確率もそれなりに高かったはず。それなのにエウベルはシュートモーションからパスに判断を変え、オナイウに優しさの詰まったラストパス送った。
「キャリアを振り返ってみると、ゴールよりもアシストのほうが多かったかもしれない」と語っていた理由がよくわかる。エゴイスティックになる性格ではなく、常に冷静な判断でプレーを選ぶことができる。選ぶことができるのはそれだけ選択肢があるということで、それは技術や落ち着きのなせる業とも言える。
2つ目が、この試合でマリノスデビューを飾ったレオ・セアラのゴールだ。
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