「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「長野さん、JFL優勝おめでとうございます」(樋口)・「これは自分たちで蒔いた種」(栗原)+富澤・榎本他 [天皇杯長野戦後コメント] -1,230文字-

【試合を終えて】
樋口 靖洋 監督

「まず次に進めたという結果を良しとしなくてはならない。ただ長野さんがとても素晴らしいサッカーを展開されて、かなり苦しめられたというのが正直な感想。ビデオなどでチェックをさせてもらっていたが、とても組織的なチームで、やはりJFLをぶっちぎりで優勝するだけのことはあると。チーム全体でリスペクトしてこの試合に臨んだ。実際にやってみて、本当に力のあるチームだと思った。私たちのチームのことを考えれば正直、本来の力を出せていない印象だ。ちょっと自分たちでゲームを難しくしてしまった。チーム全体としてポジティブなパスが、特に前半から後半の頭にかけて見られなかった。それで相手の勢いをより増すような展開になったのだと思う。反省する部分はしっかり反省して、ここから切り替えて残り3試合のリーグ戦にしっかりと臨むつもり。最後に長野さん、JFL優勝おめでとうございます」

MF 25 中村 俊輔

「相手は勢いに乗っているチームなので一番は次に進めたこと。ウチは最近のリーグ戦で負けていたので、どういう形であったとしても勝てたことがよかった。でも90分以上出ている選手も多い。中2日でリーグ戦なので、ここからコンディションを戻して、ジュビロ戦でいいパフォーマンスを出すところまでがプロだと思うので頑張りたい。延長にいったら嫌だなと思っていたけどいっちゃった(苦笑)。ボランチであちこち動かないといけなかったけど、コンディションを上げていくのにちょうどいいくらいのフィジカルの強度だったと思う。名古屋戦ではみんなに迷惑をかけた。次はなんとか取り戻せるようにしたい。チームの潤滑油になりつつ、試合を決めるような働きができたらいい。オレ個人としては次につながる。次はみんなに要所だけプレーしてもらって、自分が頑張って勝てるようにしたい」

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DF 4 栗原 勇蔵

「自分たちで蒔いた種。まずは自分たちの出来に問題があった。最悪の結果だけはまぬがれたけど、その次に悪い結果だったかもしれない。でもこれだけ頑張って勝てなかったらガクッとくるから、勝ててよかった。相手は前から120分間プレッシャーをかけてくるチームで厄介だった。J1では最初だけプレスに来るチームはあるけど、最後まで来るチームはないから」

MF 27 富澤 清太郎

「延長戦に入ってしまったのはよくなかったけれど、相手はとてもいいチームだった。次のリーグ戦を考えたということはなくて、いつもどおりに戦ったうえでの結果。シュンさん(中村)が入ると自分の前少しだけ動いて縦パスを受けてくれる。ボールを取られないという安心感もある」

GK 1 榎本 哲也

「失点場面は壁の間から抜けてきたみたいでボールが見えなかった。とりあえず自分のサイドだけはやられないようにして、あのコースと高さで決められたら壁はいらなくなってしまう。そのあたりは次に向けて修正しないといけない。危ない場面もあったけど勝てたことはよかった

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