22連戦の長い道のりの道中には快勝も完勝も、反対に完敗もあった。負傷などのアクシデントにも見舞われた。たくさんの別れと出会いを繰り返しながら、チームはそれでも前を向いて進んできた [J32節 広島戦レビュー]
長かった22連戦がようやく終わった。
勝敗の内訳は11勝3分8敗。ルヴァンカップは1勝1分だったので、リーグ戦に限ると10勝3分7敗という戦績だった。
過酷なロードの始まりは8月15日の大分トリニータ戦。その試合は今夏に加入した前田大然やジュニオール・サントスのマリノスデビュー戦だった。もはや遠い昔のような出来事で、試合結果をすぐに思い出せる人は少ないのではないだろうか。
あるいは大分戦のスタメン11人と配置をスムーズに言える人がいれば、かなりのマリノス通だ。GKはパク・イルギュ(現在はサガン鳥栖へ期限付き移籍中)か梶川裕嗣か、センターFWは誰だった? ポステコグルー監督は毎試合メンバーを入れ替え、さらに立ち位置にも手を加えていった。
このシステム変更は、指揮官がチームに与えた宿題とも受け取れる。4-3-3から3-4-2-1へ、そして4-3-2-1を経由し、再び4-3-3に戻ってきた。選手の特性に合わせたシステム変更なのは間違いないが、チームが次のステップに進むための施策だったことも事実だろう。
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