「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

マルコスは前々日の練習に姿を現さず。柏戦で痛めた右ひざは完治していないのか。ならばセレッソ戦でマリノス初ゴールを決めた水沼宏太に期待がかかる [J33節 名古屋戦プレビュー]

悔しい敗戦となった前節のセレッソ大阪戦後、ポステコグルー監督は選手の疲労蓄積について言及した。明日の名古屋グランパス戦で中2~3日で戦う試合は20試合目。かれこれ2ヵ月以上も連戦が続いているのだから、負傷のリスクと疲労の心配は尽きない。

状況に応じて戦い方を変えることも戦略のひとつかもしれないが、現状のポステコグルー監督とマリノスのその選択肢はない。

「タフなスケジュールを変えることはできないし、自分たちのサッカーを変えることもできない。これを続けていくことが自分の使命だ。このスケジュールを見てこのサッカーが合わないと思うかもしれないが、自分たちは止まることなくやり続けることが大事。ピッチ上でしっかりと自分たちのサッカーを表現していきたい」

 力強く“使命”というフレーズを使い、指揮官はあくまでも高みを見据えた。

 

 

選手たちに疲れの色が見えた次の一戦でスタメンを数人しか入れ替えないのはナンセンスだろう。それが最も顕著だったのは左サイドバックのティーラトンで、対人守備でも脆さを露呈してしまった。

しかしながら「左サイドにほかのオプションがないということもある」(ポステコグルー監督)。高野遼は仲川輝人とともにリハビリ組の調整で、試合出場は不可能。ならば新たなオプションを作っていくしかない。

候補は、セレッソ戦前のプレビューでも述べたように小池龍太を左サイドに回すか、あるいは特別指定の角田涼太朗を抜てきするか。より現実的なのは前者だろう。

 

 

 

ヨコエク

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