札幌はバックパスを受けた最終ラインやGKが躊躇なくロングボールを蹴り込む。マリノスのプレッシャーなどお構いなし。とにかく背後を狙うという意思統一があった [J7節 札幌戦レビュー]
無念な敗戦になってしまった。
ドイツ1部・ブンデスリーガのウニオン・ベルリンへの期限付き移籍が決まった遠藤渓太は15分に途中交代。本人曰く「違和感がある中で残り時間をプレーしてもチームに迷惑をかけてしまう。自分にとって最後のゲームという認識はあったけど、チームの力になれないのであれば申し訳ない」という悔しさばかりが募るラストゲームとなった。
チームとしては、天野純が素晴らしいミドルシュートで先制したまでは良かった。主導権争いの最中に先制ゴールを決めた価値は大きく、この一撃だけで天野はたしかな成長を示した。それだけに、直後の2失点が悔やまれてならない。
対戦相手がマリノスの高いディフェンスラインの背後を狙ってくるのは当然で、ここであらためて言うまでもない。北海道コンサドーレ札幌に限った話ではなく、ここ数試合はそれが顕著になっている。
しいて言うならば、マリノスがディフェンスラインを上げるために罠を張ってきた。
(残り 1064文字/全文: 1493文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ