「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「湘南は縦へのスピードがある」(樋口)・「今年は完封が少ないので、次の試合こそは完封勝利したい」(榎本) [湘南戦直前インタビュー] -1,371文字-

【試合に向けて】
樋口 靖洋 監督

「中2日のゲームだけど選手に疲れはそれほどない。(栗原)勇蔵は柏戦を休ませたのでコンディションは良いと思う。ファビオの調子も良いし、ボンバー(中澤)は左ひざに少し不安を抱えている。いろいろなことを考えて先発を考えたい。柏戦では決めるべきチャンスを決めきれなかった。あとはセットプレーからの失点が浦和戦から2試合連続で続いている。ウチのストロングポイントでもあるセットプレーで失点するとリズムを狂わされてしまうので注意が必要。
湘南は縦へのスピードがある。守備から攻撃に切り替わったときのスピード感、あるいは前へ出て行くという意志の強さがある。難しいゲームになることは間違いない。あとは開幕戦のような失点をしないことが大切。あれが湘南の形。ただ、おそらくあの試合よりもラインを低くして守ってくると思う。いい形でボールを回して主導権を握りたい。(湘南のGKについて)フロンターレ戦ではファインセーブが3~4回あった。その試合しか見ていないけど、乗せると厄介になる」

MF 7 兵藤 慎剛

「柏戦のような事故みたいな失点はある。だからこそ2点目を取らないといけない。チャンスがなかったわけではなくて、チャンスを決めきれなかった。今度こそきっちり決めたい。開幕戦で勝っている相手だけど油断はできない。あの試合も一時は逆転されて危なかった。それに湘南は中断期間に補強して、新しいGKも加わっている。PKのときは不思議なステップを踏んでくるので惑わされないようにしないと。基本的にPKはシュンさん(中村)が蹴ると思うけど(笑)」

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GK 1 榎本 哲也

「サッカーは最後の最後まで何があるかわからない。柏戦では自分のミスのような形で失点してしまった。湘南戦では気持ちを切り替えてプレーしたい。それにリーグ戦ではここ2試合続けてセットプレーから失点しているので気を引き締めたい。せっかく良いプレー、試合をしていても一つのセットプレーで試合が壊れてしまう。そうならないように細心の注意を払って戦う。湘南は下位だけど開幕戦では2失点している。今年は完封が少ないので、次の試合こそは完封勝利したい」

DF 27 富澤 清太郎

「自分たちの目標は優勝すること。その意味で柏戦はやってはいけない試合をしてしまった。ただ内容的には自分たちのサッカーを出すことができたし、相手の良さを消すこともできた。悲観することなく内容を続けて、さらに結果を出すこと。湘南はとても若いチーム。開幕戦もそうだけど勢いづかせると難しいゲームになる。こちらは経験ある選手が多いので、しっかりゲームをコントロールして、相手の隙を確実に突く。そうやって勝ち点3を取ることで柏戦での引き分けを忘れたい」

FW 18 マルキーニョス

「前節の途中交代はお腹の下あたりを打撲したから。大きな問題ではないし、もう大丈夫。ゴールは(齋藤)学がいいところにパスをくれたおかげ。一度はバーに弾かれたけど、しっかり詰めることができた。でもそれより2点目を取れるチャンスで決められなかったことが悔しい。ああいう場面をしっかり決めていかないと。湘南は開幕戦で2得点した相手だけど簡単な試合にはならないだろう。集中して試合に臨むことが大事。次ももちろんゴールしたいけど、まずはチームが勝つことが先決だ」

 

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