「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

左ウイングの一番手はエリキ。遠藤渓太にとって再び試練の時。縦突破への意識が高いドリブラー杉本竜士の可能性も [白熱のポジション争い2020 : FW編]

 

 

 ポジション別考察の最終回は、自慢のアタッキングフットボールをゴールで完結させる3トップだ。

 ハイレベルな選手を数多く揃えるセクションだけに、ベストな組み合わせを見つけ出すのがなかなか難しい。今季のマリノスをけん引する3トップはいったい誰になるのか。

 ポステコグルー監督は贅沢な悩みを抱えている。

 

 

中央にエリキ、右に仲川輝人、そして左にはマテウス。15年ぶりにリーグ優勝した昨季の3トップ最終形だ。

シーズンを通してフル稼働した仲川について、あらためて触れる必要はないかもしれない。15得点9アシストの大活躍でMVPと得点王をダブル受賞し、年末には初めて日本代表に選出された。今季の目標は「背番号とおなじ23得点」と高らかに宣言するなど、名実ともにマリノスの顔になりつつある。

 

 

オフェンス面と同時に強調したいのは守備への貢献度の高さ。自陣ペナルティエリア付近まで全速力で戻るリアクションを一切厭わず、自身が数多くのゴールに絡みながらもフォア・ザ・チームを体現できる。心配なのはプレースタイルから懸念される負傷のみで、万全ならば右ウイングはこの男が当然の最右翼だろう。

 

 

それに挑むのがセレッソ大阪から完全移籍で加入した水沼宏太だ。

 

ヨコエク

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