「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「(中断期間は)チームのためにできることを整理する時間。試合に絡めていなかった選手はチャンスだと思ってやらないと」と、レギュラー奪取をめざす水沼宏太はポジティブ

 

 

水沼宏太がランニングの先頭を走る姿に、違和感はまったくない。

チームにずっと在籍していたかのように自然体で振る舞い、練習後のリラックスタイムは笑顔でムードメーカー的な役割も果たす。その姿を「とても重要な存在」と話したのは喜田拓也。少なくとも9年半ぶりの“再加入”には見えない。

 

 

なかなか試合に絡めない10代後半から20歳のマリノス時代を経て、栃木SC、サガン鳥栖、FC東京、そしてセレッソ大阪で経験を積み、修羅場をくぐり抜けてきた。そのすべてが今の水沼を形作る要素となり、血肉になっている。

とはいえ現在の立ち位置は楽観視できるものではない。ここまでに戦った公式戦4試合で先発出場はゼロ。すべての試合でメンバー入りしているものの、レギュラーにはなりきれていないのが現状だ。

 

 

先週末に行った非公開練習試合でも、控え組の一員としてプレー。低調な内容に終始したチームの流れを変えるには至らず、やや消化不良に。「やろうとしていることをしっかり理解している選手が少ないメンバー構成の中で、そもそもミスも多かった。自分自身も含めて完成度を高めないといけない」と反省の弁が口をついた。

 

 

ヨコエク

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