「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

「二兎を追う者だけが二兎を得られる」(小林慎二ヘッドコーチ)・「バックしながらのヘディングは日本人にはできない」(俊輔)+マルキ・斎藤・中町他 -1,892文字-

【試合を終えて】
小林 慎二 ヘッドコーチ

「厳しいゲームになると予想してスタートしたが、選手の頑張りでこういう結果になったことを大変嬉しく思う。ヤマザキナビスコカップはリーグ戦とは違った舞台だが、我々とすれば一戦一戦、目の前の相手を倒していくという点は同じ。“二兎追うものは一兎をも得ず”ということわざがあるが、個人的に私は二兎を追う者だけが二兎を得られるという考え方で、どちらのタイトルも取りにいきたいという意気込みで戦っている。我々の戦い方というのは常に同じものを求めて、その質を上げるためにやっている。戦略、戦術については樋口と擦り合わせて、誰が指揮を執っても同じスタイルで戦えるようにしている。このナビスコの1勝は予選を突破してタイトルを獲るための第一歩ということで、そこに結びつく勝利だと考えている」

MF 25 中村 俊輔

「勝ったけど、まだ決勝トーナメントに行けるか分からないから次のエスパ戦も頑張らないといけない。でも短い時間でも交代して休めたのは大きい。リードしている展開で全体がバラバラだけど(端戸)仁のトップ下を試すこともできた。ジュビロも苦しい状況でなんとかしようという気持ちがあったと思うので、そういう相手に勝てたのはウチにとっても大きい。マルキのバックしながらのヘディングは日本人にはできない。[4-2-3-1]だと自分と周りの距離が近くなって、ボールを動かしながら前へ進んでいける」

FW 18 マルキーニョス

「ゴールシーンのことはあまりよく覚えていないが、たしか中町からのボールだったと思う。CBが2枚いる状況だったけど、うまく決めることができた。下がりながら首の動きでボールを運んだが、たしかに難しいヘディングだった。(負傷について)実は鹿島戦でも試合の序盤におかしい踏み込みで左足首を痛めた。今日も同じような動きで踏み込んだ瞬間に痛みが出た。今後については明日以降の様子を見ながら判断していく。あまりひどいものではないようにと祈っている」

GK 1 榎本 哲也

「向かい風で大変だった前半を耐えられたことが大きい。後半になってチームの力が出てくるのは分かっているから、それまでどうにか耐えようと思っていた。良いプレーとか悪いプレーとか関係なく、とにかく無失点で試合を終わって勝てたことが嬉しい。この前の試合のことがどうにしても頭の中にあるけど、あまり考えすぎずに慌てずやろうと思った。これからも今日みたいな冷静なプレーでチームに貢献していきたい」

DF 22 中澤 佑二

「ウチはどうしても前半のエンジンのかかりが遅い。それとみんながオフェンスのことばかり頭がいってしまってリスク管理ができていない。失点が続いているのにリスク管理ができていないのは良くない。僕も含めてコーチングの声がしっかり味方に届いていないのはコーチングできていないのと同じこと。そういったことがしっかりできればリスクも減る。今日は相手に助けられた試合でもあるし、てっちゃん(榎本)に助けられた試合でもある」

MF 8 中町 公祐

「前半は相手がアバウトにロングボールを蹴ってきて、それが追い風に乗ってピンチになる場面があった。でも後半はそれについてリスク管理できたし、後半は大丈夫だという話をハーフタイムにできていたのが良かった。[4-2-3-1]だと高い位置からプレッシャーがかかるし、今日はシュンさん(中村)が高い位置でボールに絡めていた。アシストは自分としてはいいクロスを上げられたと思ったけど、ビジョンでしっかり見たらマルキがめちゃくちゃいいヘディングで決めていた(笑)」

DSC01824MF 11 齋藤 学

「けが明けだけどスタメンで出られたことはすごく良かった。でも自分の内容は良くなかったので、もう少し自分の良さを出していかなければいけない。こういうときに点を取れるのは不思議(苦笑)。チームとしてももっと圧倒しないといけない。ゴールは相手DFの間に入ればいいと思っていた。その後のイメージというのができていた。フジさん(藤田)が自分のことを見てくれいたのは分かっていた。次はフジさんにアシストできるように頑張りたい」

MF 7 兵藤 慎剛

「前半にテツくん(榎本)が危ない場面を2回止めたのが大きかった。そこで勝てるような気がした。試合を無失点で終えたことは大きいと思う。マルキのヘディングは本当にうまい。下がりながら首だけで持っていくという感じのヘッドはすごい。今日はチーム全体としてセカンドボールへの反応がいつもより速かったのが良かったと思う。疲れているけど、中断期間まで踏ん張らないといけない」

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