畠中槙之輔の今季の目標は「マリノスのスーツが似合う男になる」。でも、その前に日本代表のユニホームが似合う男になってしまうかもしれない。そんな期待を抱かずにはいられない
チームメイトも絶賛する畠中のポテンシャル。「最終ラインの司令塔」(喜田拓也)、「センターバックの差が出た」(天野純)、「なんで今までJ2にいたのか分からない」(栗原勇蔵)。
畠中の潜在能力をいち早く察知していたのは栗原勇蔵。日本代表でもプレーした経験のある男が、同じポジションのライバルを称えるのだから、畠中はホンモノだ。
今季の目標は「マリノスのスーツが似合う男になる」(畠中槙之輔)。でも、その前に日本代表のユニホームが似合う男になってしまうかもしれない。そんな期待を抱かずにはいられない。
畠中槙之輔が日本代表に初招集された。他に選出されたセンターバックとの比較は難しく、海外組の吉田麻也などはあえて選外となっている可能性が高い。それでも今季のパフォーマンスを観ている者ならば、かなり納得できる人選ではないだろうか。
マリノスの攻撃の多くは、畠中を起点にスタートしている。「最終ラインの司令塔」と評したのはアンカーを務める喜田拓也だ。的確な球出しが攻撃に滑らかさを生み、中盤から前の選手をプレーしやすい環境にする。
『運びながら出せる選手』だ。相手のプレッシャーを受けても堂々とルックアップし、ドリブルでボールを持ち運び、味方のほしい場所に正確なボールを出せる。ポジションはセンターバックだが、そのプレーぶりは司令塔と呼ぶにふさわしい。
宮崎キャンプでの紅白戦で、控え組が主力組を圧倒する日があった。控え組のセンターバックとしてプレーしていた畠中槙之輔が出色のパフォーマンスを見せていたのだ。
(残り 682文字/全文: 1370文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
タグマ!アカウントでログイン
tags: 畠中槙之輔
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ