「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

今のマリノスは、選手がローテーションしながら攻撃しているので、全員に得点チャンスがある [J2節 仙台戦レビュー]

 

開始5分、マリノスが最初の決定機を迎える。

 攻撃のスイッチを入れたのは畠中槙之輔だ。「受け手が次にどうプレーしたいのかを考えながらパスを出している」というセンターバックは優秀なパスの出し手。鋭いグラウンダーの縦パスがマルコス・ジュニオールに入り、さらに間髪入れず前線へのスペースへ。走り込んだ天野純は「ハーフスペースの使い方に関しては自分が一番理解している」。ノールックでゴール前に折り返すと、そこに走り込んだのは広瀬陸斗だった。シュートこそミートしきれず枠を捉えられなかったが、デザインされた攻撃でベガルタ仙台ゴールを襲った。

 

その後、守備時は5-3-2で自陣を守ってくる仙台にしばらく手を焼いたものの、27分にエジガル・ジュニオがPKを決めて先制に成功した。PKを奪った形が秀逸で、右サイドに開いた状態でボールを受けたマルコスが中央に顔を出した広瀬とのワンツーでスペースへ飛び出した。後追いになった相手のファウルを誘う見事なシーンだった。

そして38分に素晴らしい追加点が生まれた。

 

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