「ザ・ヨコハマ・エクスプレス」藤井雅彦責任編集:ヨコハマ・フットボール・マガジン

石垣島キャンプ初の紅白戦。ポステコグルー監督は「(戦術を)理解しようとする姿勢がピッチに表れていた」と満足の表情 [石垣島キャンプ5日目]

実質的なキャンプ折り返し日となった5日目(グラウンドでのトレーニングは4日目)、チームは石垣島に来て、初めてとなる紅白戦を実施した。開始前には、明日をリチャージに充てることが指揮官から選手に伝えられ、20分×2本の紅白戦はより“本気モード”を増した。

※山谷は1本目のみ。2本目から椿

現時点で先発組やサブ組といった概念はない。それでも各エリアのセットに意味はあるはず。

例えば、今キャンプを通してセンターバックはドゥシャンとチアゴ・マルチンスが常にペアを組んでいる。これは昨季からの継続コンビだが、コンビネーションをさらに熟成させる狙いが見える。一方で、中盤のトライアングルや3トップは毎日組み合わせが変わっている。選択肢が増えたからこそ、選手同士の相性や化学反応などを見極めている段階なのだろう。

試合は連日にわたるハードトレーニングの影響もあり、疲労とストレスが溜まっている状態で行われた。そのためミスが先行し、球際での攻防がヒートアップする場面も。その光景を静かに見守ったアンジェ・ポステコグルー監督は「(戦術を)理解しようとする姿勢がピッチに表れていた」と満足げだった。

 

 

既存戦力と新加入選手では、戦術理解度に開きがある。しかしながら新加入組にとって好都合なのは、既存戦力にアドバイスをもらうことができる点だ。昨季は、全員が正解を知らないままトレーニングに臨んでいたため、チーム全体が混乱状態に陥る場面も珍しくなかった。その点において、今季はかなりスムーズにチーム作りが進んでいる。

 

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