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【VS柏レイソル】なぜFC東京は柏相手にリードを守り切れなかったのか? 高宇洋が指摘する試合終盤になくなったモノとは──。

 

◇11日 J1第10節 FC東京 1-1 柏レイソル(国立競技場)

 

 7試合ぶりの勝利まであと一歩と迫った。前半2月26日の名古屋グランパス戦以来の先制点を奪ったが、試合終了間際に落とし穴が待っていた。

 

 試合開始から柏に主導権を握られたが、前半35分に決定機が訪れる。DF木村誠二が最終ラインから右サイドに大きく蹴り出し、そのこぼれ球を前線でFW佐藤恵允が収める。そこからMF高宇洋をの経由して左サイドに展開。そこでボールを受け取ったFW俵積田晃太が迷わず縦へと仕掛け、シュート性のクロスをゴール前へと送る。混戦の中でボールがこぼれると、それをFW仲川輝人が押し込んで待望の先制点を挙げた。

 

 先制したのも7戦ぶりで、このリードをどう生かせるかに懸かっていた。本来ならば、ここからスローダウンして相手が焦らすようにボールとペースを握りたかったが、勝利から遠ざかっていたチームにそれだけの余裕はなかったのかもしれない。高は「まだまだ」と言い、首を横に振った。

 

「前半とかは逆にボール持てている時間もありました。でも、あそこでやっぱりイージなミスだったりとか、もっと逆を見る形だったり、もっと1つのボールに対してみんなが関わっていくことも絶対に必要なので。まだまだだと思います」

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