【沖縄・国頭キャンプ初日】地元・沖縄出身の野沢大志ブランドンが豪雨災害の爪痕残る国頭に「元気を届けたい」【無料公開】
FC東京は沖縄・国頭キャンプ初日の12日、かいぎんフィールド国頭で歓迎セレモニーと初練習を行った。
この日、歓迎式典では国頭村の特産品や、花束がチームに贈られた。また、あいさつの場に登壇した知花靖・国頭村長からは、昨年の豪雨被害に今も苦しむ村民の現状が伝えられた。
その直後、マイクを握った沖縄出身の野沢大志ブランドンはこうエールを送った。
「僕は沖縄県の宜野湾市出身なんですが、小中学生の頃にJリーグのチームが冬場にたくさん来てくれて練習や練習試合を見てきたことを思い出しました。さきほど話があった災害の話を聞いて、僕ができることは限られているのかもしれません。プロサッカー選手として国頭村の皆さんに元気を与えたり、励みになればいいと思いました。13日間お世話になります」
松橋力蔵監督を新たに迎えた新生・東京は1次キャンプの舞台となる国頭でチームの土台をつくり上げる。セレモニー後に行われた初練習はジョギングで体を温め、十数種類のステップワークで体をほぐした。さらに、初日からボールを使ったトレーニングも行われ、ボールフィーリングを高める練習と、パスコンで翌日の本格始動に向けて止める・蹴るの意識を高めた。
練習後の円陣では松橋監督が東慶悟の一つひとつの細かい技術を例に挙げて細部にこだわろうという声で、初日の練習を打ち上げた。
text by Kohei Baba