【VSサガン鳥栖】雨靄【Atsuphoto無料公開】
◇5日 J1第33節 FC東京 1-1 サガン鳥栖(味の素スタジアム)
またもホーム味スタで勝利を飾ることはできなかった。試合が動いたのは後半だった。最下位に沈む鳥栖に同28分に先制を許す苦しい展開となったが、同37分に高宇洋が今季リーグ2点目を突き刺して試合を振り出しに戻す。その後は次々とゴールに迫るも一歩及ばず。1-1の引き分けとなり、連勝は3で止まった。
今季J1の本拠地戦は国立では4戦4勝と無類の強さを誇るが、味スタでの戦績は2勝5分け6敗と負けこしている。ホームの声援を背に試合終盤には逆転を目指して猛攻を見せたが、同点弾を挙げた高も反省しきりだった。
「悔しいゲームでした。絶対に勝ちきらないといけないゲームを落としてしまうのは自分たちの弱さそのものなのかなと思う。自分たちの時間も少なかった。追いついたあたりから徐々にペースアップしたけど、先制点も含め難しい時間が長く続いてしまった」
中断期間を経て、今季も残すは5試合。上位に進出するためには、一つでも多くの勝利を積み重ねるしかない。
7戦ぶりに先発出場した安斎颯馬は鳥栖の5バックに対して連動した動きを課題に挙げた。
個人技で鳥栖の守備網をこじ開けたが、ゴールまでは後一歩及ばず。
降りしきる雨の中で、荒木遼太郎がフル出場。攻守で奮闘したが、この日は実らず。
5バックで守る鳥栖に対して果敢にミドルシュートを狙う東慶悟。
安定感抜群のプレーで守備を引き締めてきた木本恭生だが、次節は累積警告で出場停止に。
この日も左サイドバックで熱く戦った、岡哲平。
野沢零温が小柏剛にスルーパスを通した。
途中出場でゴールに迫った小柏だったが、この日は逆転弾を挙げることはできなかった。
高の自身初の1シーズン2点目は、貴重な同点弾となった。残り5戦で、青赤の操舵手に懸かる期待は膨らむ。
photo by Atsushi Mihara