【VS名古屋グランパス】東慶悟が今季初先発初得点で主役の座を射止める 2カ月ぶりの勝利の立役者も「うれしいけど、目指しているのはそこじゃねぇ」
◇14日 J1第30節 FC東京 4-1 名古屋グランパス(国立競技場)
一歩ずつ一歩ずつ試合出場を目指し、歩みを止めなかった。東慶悟のプレーや行動一つひとつには丁寧に過ごしてきた日々が凝縮されていた。
悩める青赤を救ったのは、雌伏の時を過ごしてきた背番号10だった。今季はリーグ序盤に右太ももを負傷し、約2カ月戦列を離れた。その後は5月に復帰を果たしたが、ここまで出場機会は限られてきた。低空飛行を続けるチームを外から見守ってきた東はこう言葉にする。
「この半年以上、けがも含めてなかなか出場機会が少ない中で、 チームがもっとどうしたらいいのかとかを考えてきた。意外と考えるタイプなので(苦笑)。試合に出られない時も、ベンチの時も」
そう口にした前半13分の先制点には、プロ16年目の意地が詰まっていた。自陣から荒木遼太郎が前線の仲川輝人に縦パスを差し込むと、それに合わせて果敢にゴール前へと走り込んだ。
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