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【宮崎・都城キャンプ】アルベル監督が語った今季目指すべき道 安定と勝者のメンタリティーのその先へ

 

 FC東京を率いるアルベル・プッチ・オルトネダ監督が3日、宮崎・都城で行われた2次キャンプを総括した。この日、高城運動公園での練習を終え、宿舎で膝をつき合わせた指揮官は2つの目標を口にした。さらに、指導スタイルや、目指す方向性の中身まで語り尽くしてくれた。

 

 はじめは、いつものキャンプ総括取材のつもりだった・・・・・・。それがインタビューが終わるころには監督も「これで1冊ぐらい本が書けるでしょ」と、ちゃめっ気たっぷりに語っていた。つまりは雑談も含め、ぴったり1時間のロングインタビューになってしまった。ただ、僕自身も疑問に思っていたことが「なるほど」と腑に落ちた部分もあったので、最後まで読み進めてほしいと思う。では、飲み物を用意して、トイレを済ませた方からどうぞ。

 

◆安定した戦いと勝者のメンタリティー

 

-今季の6週間のプレシーズン期間のうちの4週間が経過しました。その評価を。

「初日からあった感覚と、同じ感覚を今も持っている。それは物事がいい方向にスムーズに進んでいるという感覚です。去年の積み重ねが今季のいいスタートを切ることにつながっている。それがいい実感としてあります。何度もコメントしていることだが、成長のプロセスとは、歩むべき段階をしっかりと積み上げないといけない。今はいいカタチで段階を追って成長している。若手選手への期待は、いい意味での驚きとしてある。ただ、若手の成長には興味があるが、日本では若手を育てることが難しい状況でもある。外国人監督の私が言うのもなんですが、日本は若手選手を育成するにはいい環境ではないのかもしれない。あらためて言うと、期待通りにプレシーズンは進んでいると思います」

 

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