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【宮崎・都城キャンプ】VSツエーゲン金沢戦 試合後の選手コメント【無料公開】

 

 宮崎・都城キャンプ中のFC東京は2日、高城運動公園でJ2のツエーゲン金沢と練習試合(45分×2本プラス30分×1本)を行い、2-3で敗れた。この日は平日にもかかわらず約1500人の観客が集まり、会場は大盛り上がり。敗れはしたものの、新加入のペロッチがいきなり実戦デビューを飾り、1次キャンプで負傷した寺山翼が復帰戦で安定感あるプレーをみせた。また、練習で取り組む攻撃のカタチで決定機をつくるなど、収穫も少なくはなかった。(以下は試合後の選手コメント)。

 

◆寺山翼

-復帰戦となりました。

20分という短い時間でした。自分が入るまで02で負けていた。負けているゲームのなかでどれだけ自分が流れを変えられるかが大事になる。監督もそういったところを求めていたと思う。自分のプレーは多少出せたと思っている。ただ、もっとやれると思っている」

 

-少しチーム全体の元気がなくなっていた時間帯に入ってきて盛り返す声が自然と掛かっていた。

「一緒に入る選手たち全員が、自分たちが入って流れを変えるぞという気持ちがあった。佐藤由紀彦コーチからも流れを変えてくれと言われたので、その一言で自分もスイッチが入った。途中から入った選手全員が流れを変えるつもりで入ったと思うので、それがいいカタチで実った。自分たちがプレーした時間帯は1-1でしたが、できればああいうところで勝ちきることがもっと重要になる。ただ、いいゲームにはなったかなと思う」

 

-開幕まで残りの期間で、どういうアピールをしていきたいか?

「まず自分の長所をもっともっと出さなきゃいけない。きょうはJ2のチームに負けたことは、個人としてもチームとしても受け止めるべきこと。残りの(サンフレッチェ)広島戦は内容もそうですが、結果にもこだわっていくことが重要になる。自分の長所を出しつつ、チームが勝つところを意識してプレーしたい」

 

FC琉球戦で負傷したが、これだけ短期間で戻って来られたのでホッとしている?

「思ったよりも重傷でなかったのは不幸中の幸いだった。ただ、その分チームを離れた期間は1週間と短かったんですけど、自分にとっては苦しい時間でした。取り返すためにはもっともっとやらないといけない。いい選手がいる分、もっともっと学んで自分のモノにしてスタメンに食い込んでいける存在になりたいと思う」

 

 ◆俵積田晃太

-試合を振り返って。

「開幕戦も近づいてきているので、自分の特長を出すところと、味方と合わさなきゃいけない判断のところは意識してプレーしています」

 

-その特長はドリブル。

「特長はどんどん出さないと、自分の価値がなくなってしまう。意識してやっています」

 

-実戦を重ねるなかで、通用する部分は。

「自分のカタチにもっていたときはいいが、カタチにもっていけないときは苦戦する。カタチにもっていく回数を増やしていきたい」

 

-個ではがす能力は求められるところ。

「個ではがせる選手はなかなか少ないので、そこで自分がはがせる一人の選手としてやっていって価値を高めていきたい」

 

-ドリブルが得意になったきっかけは。

「4つ上の兄がサッカーをやっていて、自分もサッカーを始めた。その兄がドリブルをしていて自分も同じようにとか、そういうプレースタイルになりたいなと思った。youtubeでいろんなサッカー選手を見てきたなかで、(リオネル・)メッシとか、ネイマールのドリブルがすごかったので、こういう選手になりたいと思ってドリブルをするようになった。自然とそうなっていました」

 

-開幕まで残りの期間でどんなアピールを。

「特長を出してチームに必要とされる選手になることと、チームが勝つための点を取っていきたい」

 

◆ペロッチ

-短い時間でしたが、初実戦の感想は。

「きょうは短い時間だったけど、非常にポジティブなことがいっぱいあったと思う。まだまだ初めてなので、日本サッカーについて分からないことも多い。ただ、きょう試合に出る前から考えていたのは、前からアグレッシブにプレーしようというところ。その積極的な守備で、自分がボールを奪ってゴールにつながったと思う。そういったところを継続しながら、日本のサッカーやチームコンセプトも分かってくると思う。僕自身も3カ月間ゲームから遠ざかっていたので、非常にポジティブなことが多かったと思っている」

 

-西堂選手の得点となったハードワークは、ペロッチの武器の1つだと感じた。

「きょうで私のプレースタイルは、分かってもらえたと思っているよ。ピッチの上で献身的にチームのために頑張る。そこは幼い頃からそうだった。もちろんゴールを決められればいいけど、ゴールを決められなくてもああいったカタチでボールを奪ってチームに貢献できる。僕がみんなの前で約束できるのは、ピッチに立っている限り精一杯最後までああいったプレーをしていくということ。それはサッカーに限った話じゃない。自分はどんなスポーツでも、人生でもそうだと思っているよ」

 

-あれだけ頑張ってくれるとサポーターも背中を押してくれるはず。

「自分でも100%のトップフォームに早くなりたいと思っているけど、それは簡単な話ではない。そこはもう少し落ち着きながら我慢も少し必要だと思っている。早くペロッチが100%の状態になったよと言えるようにしたいね」

 

-ホームの味スタの試合映像は見ましたか?

「いくつか試合は見ている。去年のプレースタイルや、自分のポジションではどんなことが必要かも聞いている。もちろん見るとやるのでは違うけど、そういった映像は見ている」

 

-3、4万人が入るスタジアムでどんなプレーを見せたい。

「何も変わったことはやらないよ、きょうのプレースタイルを見てもらえば分かるでしょ。自分ができることをやるしかないと思っている。そのなかで戦っていく。まだまだコンディションの調整は必要だと思っているし、きょうは試合時間も短かったからね。味スタでいい結果を出して、サポーターにも喜んでもらえるようなプレーをこれから見せていきたい」

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