You’ll Never Walk Alone Magazine「ユルマガ」

青赤の原点が詰まった野沢零温の覚悟 「目指すべき人が空けた場所は誰にも譲りたくはない」

 

 気がつけば、目で追っている。野沢零温とは、そういう選手だ。目に見える足の速さだけじゃない。そこにはFC東京というクラブが大切にしてきた、ひたむきさが乗り合わせる。その教えを体現してきた、彼のプレーからは関わってきた人たちの顔が浮かぶ。僕の気のせいかもしれない。ただ、そう思えてくるから不思議だ。

 

 プロ1年目の昨季は、相模原SCに活躍の場を求めた。だが、出場はわずか7試合で1得点。不本意な1年だったという。

 

「試合に絡めなかったことは悔しかったし、すごく苦しかった。その思いしかない」

 

(残り 1377文字/全文: 1626文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ