青赤20倍!トーキョーたっぷり蹴球マガジン

原川力が1年半の間に語っていたこと【2025 編成】

 

撮影:後藤勝

 原川力がさっそうと小平へとやってきたのは2023年7月のことだった。夏の移籍の常と言うべきか、急に決まり、ろくに身支度もしないままの移動だった。

「とりあえず車で来て、寮にいます。すぐ合流したかったので。荷物はある程度、ある程度というか、とりあえず車にぶっこんで、服とかはあんま持ってきていないですよ。こっちで買えばいいか、と。だから服……服とか、靴も一足しかないし」

 FC東京に在籍していた期間は1シーズン半、ピーター クラモフスキー前監督と重なる。仕切り直しの2024年始動時には主力組に入り、児玉剛のパスをボランチで受けて展開する姿が見られたが、一年を通してはスターティングメンバーには定着しなかった。

◆土台がないと……

「適応しなかったのは実力」と、原川。1月6日に柏レイソルへの完全移籍が関係する両クラブから発表されたが、出場機会の少なさからすると、この決断はやむをえないところだろう。

(残り 1644文字/全文: 2118文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ