「いや、まだ現役やってるんですよ」。SHIBUYA CITY FCで現役の身でありながらの功労選手賞受賞に、渡邉千真は「歴史を変えた、じゃないですけど、そういった受賞もアリかなと思って」【2024Jリーグアウォーズ】

※写真は2024年3月のもの
12月10日に横浜アリーナでJリーグアウォーズがおこなわれ、功労選手賞受賞者が表彰された。今回、功労選手賞を受賞したのは元FC東京の渡邉千真(現SHIBUYA CITY FC)のほか、遠藤保仁さん(現ガンバ大阪トップチームコーチ)、柴﨑晃誠さん(現サンフレッチェ広島育成部コーチ)、林卓人さん(現サンフレッチェ広島トップチームGKコーチ兼アカデミー巡回GKコーチ)、南雄太さん(現流通経済大学付属柏高校とGRASION東葛のGKコーチ)、梁勇基さん(現ベガルタ仙台クラブコーディネーター)。
功労選手賞の日本人選手選考基準は、出場試合数の基準を充たし、Jリーグおよび日本サッカーの発展のために貢献をしたと認められる者であること。最後に所属したJクラブからの推薦があるか、クラブとA代表各公式戦の合計出場試合数が500試合以上(かつJ1リーグ、J2リーグ、J3リーグ、リーグカップ、天皇杯に400試合以上)出場という条件を充たすことによって選出される。渡邉はJ1で381試合、J2で23試合、J3で20試合、リーグカップで70試合、天皇杯で36試合と、クラブの国内公式戦で530試合に出場し、400試合以上出場の条件をクリア。かつその他の公式戦と代表の試合を含めて539試合に出場していて、通算500試合以上という条件をも充たしている。
◆いや、まだ現役やってるんですよ
渡邉がJクラブに所属したのは2023シーズンの松本山雅FCが最後であり、そこまでの実績をもって、彼は今回功労選手として表彰されている。しかしJではないが、渡邉は社会人サッカーで現役を続行中だ。東京都社会人サッカーリーグ1部のSHIBUYA CITY FCでフォワードとしてプレーし、関東社会人サッカー大会を勝ち抜いて関東サッカーリーグ2部昇格に貢献。セミプロではあるが現役の身として活躍中のところ、本来は引退した選手のものである功労選手賞を受賞することに、若干の戸惑いはあるようだ。
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