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遠藤渓太、野澤大志ブランドンが渋谷区、新宿区を訪問【2024 自治体表敬訪問シーズン終了報告/無料公開】

 

渋谷区役所にて。撮影:後藤勝

 FC東京は12月9日から日頃関わりの深い自治体へのシーズン終了報告をおこなっているが、10日は遠藤渓太、野澤大志ブランドンの2選手が渋谷区役所と新宿区役所を訪問。それぞれ長谷部健渋谷区長、吉住健一新宿区長らに今シーズンの報告をおこなった。

◆もっと上に行きたかった

 新宿区と渋谷区をまたぐ国立競技場4試合での入場者数も影響したが、味の素スタジアムも観客動員は好調で、年間のホームゲーム総入場者数は631,273人、平均で33,225人のクラブレコードを達成。その報告のほか各区内での地域活動に触れつつ、「7位という順位は十分ではない」(遠藤)「もっと上に行きたかった」(野澤)と、今シーズンの悔しさを噛みしめるとともに来シーズンの飛躍を誓っていた。

◯遠藤渓太の談話

(最終戦の遠藤渓太がいつでも見られるのなら、どこが相手でも勝てるのではないかというほどのパフォーマンスだったが?)いや、それが最終戦に来ちゃうっていうのがオレなんですよね。調子がいいピークの時にシーズンが終わり、という。でも調子悪く終わるより、調子よく終わって、ああやって勝って終わったほうがみんな気持ちいいと思うので、それはよかったかな、と。とはいえ『最後に勝ったからいいでしょう』というようなマインド設定は違うと思います。もう一回引き締め直して、自分のパフォーマンスを継続して出せるように、本当、オフシーズンが大事だと思うので、 自分に厳しくいきたいと思います。一流の選手は波があまりないと思うし、そこは自分の課題だとも思います。継続していいパフォーマンスを出すというのも来年以降の自分の課題かなと思います。

(強力な個をみんなが出せるようにしていって、それがつながるようなイメージか?)いや、もちろん個も伸ばせればいいと思うし、もちろんチームとして戦術を突き詰めていくのも大事だと思います。でも個があって悪いことはないと思うし、どっちも大事かなと思います。(今シーズンは)本当に力不足の一言に尽きると思いますし、どこまでこれを選手たちが重く受け止めて、練習からその、その悔しさみたいのをぶつけるかだと思いあmす。

◯野澤大志ブランドンの談話

(五輪本大会の代表にも入り、A代表にも入り、個人としては殻を破った感はあるか?)まだ殻を破ったって言い切れる自信はないですけど……勝負したかったんですけど、今年は。でも勝負したいと言えるほどの実力でもなかったのかな、と。物足りなさも感じた1年でもあります。でも、それと同じくらい学んだこともたくさんあるので、今年得たことを、さらに質を高めて、来年はもっと成長している自分を表現したいと思っています。

(代表から帰ってきて安定感が増した感はある。一方で東京昔から代表選手がいるのに上位に行けないというジレンマも変わらない。チームとしてはどうしていきたいか?)ぼくはキーパーなので、ゴール前の粘り強さだったり、守備に於いてのエネルギーだったり、最近ではキーパーが攻撃のスタートだという役割もありますので……プレーもそうですし、プレー以外のところでも、チームメイト同士の信頼関係というか、そういうところでもさらに質を上げていきたい。その想いは、FC東京で勝ちたいという想いだけ(から来るもの)で、自分自身にも対してですし、味方に対しても厳しさというものが絶対必要になってくると思います。その厳しい緊張感のあるなかでもいっしょにみんなで戦っていくというところを自分自身はさらにやらなきゃいけない、それは出来るなと思っています。そこは正直、うまさというよりはもうメンタルのところだと思うので、そこはすぐにでも改善出来ることかなと思っています。

撮影:後藤勝

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