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ディエゴオリヴェイラ、多くの感謝に充ちた最後の日。東慶悟、セレッソ大阪サポーター、飯野一徳通訳……「ひとつの人生が終わり、これから新しい旅が始まる」【2024 J1第38節 vs. セレッソ大阪 Report】

 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 12月8日、味の素スタジアムでおこなわれたJ1第38節セレッソ大阪戦をもって、FC東京のディエゴ オリヴェイラが現役を引退した。「ひとつの人生が終わり、これから新しい旅が始まる」。試合後、ミックスゾーンに姿をあらわしたディエゴは、すべての煩悩が消え去ったかのような表情で、第二の人生への旅立ちを告げた。
 
◆ブラジル行きのチケットを飯野通訳に
 
 忘れられない一日になるだろう──との予感どおり、ディエゴは多くの人々に労われ、そして多くの感謝を述べることになった。キャプテンマークを譲ってくれた高宇洋、後半18分に交代で退く時に花道をつくってくれたセレッソの選手……。後半26分に東慶悟がベンチに下がってきた時には笑顔で迎え、抱きしめ、ポンポン、と背中を叩いた。セレモニーでは、ポルトガル語で惜別の意であろう横断幕を掲げてくれたセレッソサポーターに礼を言い、東京ゴール裏へと挨拶に行きそこで写真を撮る時には飯野一徳通訳を引き寄せ、同じ画に収まった。まず東に対するの行為について訊ねると、ディエゴはじっくりと込めた想いに触れた。
 

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