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児玉剛最後の戦い。「次のステージが決まっていない。ということは、トレーニングをしつづけるべき」【2024 J1第38節 vs.セレッソ大阪 Preview/児玉剛】

 

撮影:後藤勝


 FC東京は12月8日、味の素スタジアムでJ1第38節に臨み、セレッソ大阪と対戦する。この日、東京での最後の日を迎えることが判明しているのは、12月1日時点でピーター クラモフスキー監督、ディエゴ オリヴェイラ、そして児玉剛の3人だ。
 
 東京というクラブを愛し、東京の街も愛した児玉。北野誠氏に指導されていたという京都サンガF.C.のアカデミーも含めて京都で長い時間を過ごした関西出身だが、いまや身も心も東京の男となっている。それだけに、契約満了で小平の練習場から離れることは、身を引き裂かれるように辛い出来事のはず。しかし12月4日、児玉はオフ明けの小平で、いつものように高いモチベーションでトレーニングに励んでいた。最終節がやってくるその瞬間まで、児玉は選手としての準備をプロらしく全力で進めていく。
 
◆現実味を帯びていない
 

撮影:後藤勝


撮影:後藤勝


撮影:後藤勝


撮影:後藤勝


撮影:後藤勝


「別に退団することが決まったからどうこうというのは、あまりなくて。現実味を帯びていないというか、6年も在籍していたので、ここにいることが当たり前みたいになっていて……。ここのクラブハウスに来て、チームメイトに会い、トレーニングの準備をして、トレーニングをして、ケアをして帰る。それがもう生活の一部になっていたから、その生活が変わる、東京を去るということが、あまり現実味を帯びていない感じがしていて。『本当にここを去るのかな?』みたいな、そのくらいの感情ですね」
 

(残り 2050文字/全文: 3112文字)

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