「自ら手放した」と、ピーター監督。先制しながら磐田のカオスに呑み込まれ自滅の逆転負け、ディエゴは負傷……仲川輝人は「最終戦はディエゴのために全力で戦う」【2024 J1第37節 vs. ジュビロ磐田 Report】
ディエゴ オリヴェイラが現役引退を発表した直後の試合となったJ1第37節ジュビロ磐田戦は11月30日、ヤマハスタジアムでおこなわれ、後半8分にショートコーナーからの流れで安斎颯馬がヘディングシュートを決めてFC東京が先制したが、相手に長いボールを蹴り込まれカオスの状態にされたところで2失点。逆転で黒星を喫した。先制点を決めるまでは握っていた主導権を手放し、自滅した格好の敗戦に、指揮官のピーター クラモフスキー監督も「この試合を自分たちが話してしまったことを非常に悔しく思っています」と言い、厳しい表情。前半が終わる間際にはディエゴが負傷、暗雲が垂れこめる今シーズン最後の遠征となってしまった。
◆途中までは想定通りだったが……
試合後、ディエゴは自らの脚で歩いて移動し、挨拶をかわす余裕もあったが、ピーター監督は「大丈夫だとは思いますけれども、また後ほどメディカルから情報をもらい、(今後については)状況を見ながらになります」と慎重。最終節に出場出来るか否か、現時点ではどちらとも言い難い状況のようだった。
安斎の先制点をアシストした東慶悟は「今日も狙っていたんですけどね」と言い、ディエゴにゴールを決めさせようとラストパスを狙っていたが、引退する盟友のゴールをアシストするという目的は達成出来ず。仲川輝人は先制したあとに劣勢を呼び敗れた原因について「2点目を獲れなかったことじゃないですか。それだけです」と言うと、ディエゴに対する想いを口にした。
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