波多野豪、スクランブル発進にも「ルヴァンでのプロ初出場も途中からだった」とニコニコ笑顔で完封リレー達成。「止められる自信はあった」と強気の守り【2024 J1第34節 vs. ヴィッセル神戸 Report】
J1第34節ヴィッセル神戸戦終了後の記者会見で、前節の失点への反省と神戸対策を兼ねて入念に守備の練習をしていたようだが、手応えは──と問うと、ピーター クラモフスキー監督は次のように答えた。
「守備の要素、守備の局面のところで、チームとして非常によく戦うことが出来ていたと思います。今日の夜はシャープにならなければいけない部分だったり、強くやらなければいけない部分をしっかりとやることが出来ていた。それを自分たちが対戦するどの相手に対しても毎週そ出せるようにしていきたいと思っています。本日の戦いで前年度チャンピオンのチームに対してクリーンシートで抑えられたこと、それに対する選手たちの取り組み、彼らが自分たちのチームパフォーマンスに対して規律をもって戦ってくれたことは非常によかった」
いい守備があってこその、いい攻撃。守るべきところでは守り、ここぞという時に自分たちの攻撃に関する持ち味、技量を発揮する。そういう試合運びが出来ていた。しかし当然、相手に差し込まれるピンチもある。その時頼りになるのは守護神たるゴールキーパーだが、この神戸戦では先発の野澤大志ブランドンにアクシデント。後半21分から急遽、波多野豪が交代で出場した。そして指揮官は「波多野豪が途中から出てきて無失点に貢献してくれたと思っている」と、残り1/3の時間を抑えきった背番号13に高い評価を与えた。
◆トップになっていかないといけない
後半34分、酒井高徳のシュートに間一髪、左手一本で触りコーナーキックに逃れる。その直後の決定的なヘディングシュートもすんでのところで触り、勢いを止めたあとにしっかりと抱きかかえ、ゴールを許さなかった。2点のリードを守って試合を終わらせようとする流れを変えさせないビッグプレーだった。
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