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好調のウイング勢が攻撃を牽引。けが人続出もあって再編成を迫られた東京がそれゆえの妙味で名古屋に立ち向かう【2024 J1第30節 vs.名古屋グランパス Preview-2/東慶悟など】

 

日本代表での長友佑都。Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)


Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)


Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)


Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)


 FC東京は明日9月14日、国立競技場でJ1第30節に臨み、名古屋グランパスと対戦する。同じ試合数29で7位の東京ヴェルディまで勝点差が3である一方、17位の湘南ベルマーレまでの勝点差も6と、その差はわずか。11位から16位までは東京よりも試合数が少なく、このあとは2敗もすると大きく順位を落としかねない状況だ。
 
 11位の名古屋も試合数は10位の東京より1少なく、仮に今節引き分けた場合、名古屋が未消化だった試合に勝てば順位は逆転する。J1残留のためにも、確実に勝っておきたい一戦だ。
 

全体合流後も元気な長友佑都。撮影:後藤勝


 順位表の2枚目まで後がないこの状況で、本日13日から全体合流を果たした長友佑都がきわめて元気だ=写真=。日本代表でのテンションの高さそのままに、小平に活力をもたらしている。長谷部誠コーチとともに5回目のワールドカップ出場を果たしたいと意気軒昂の長友は、同時に代表で得たものを東京に還元したいと名言。38歳の誕生日を迎えての初戦となる名古屋戦にすべてをぶつけるつもりだ。
 
◆エヴェ、東らの連携にも期待
 

ボランチ以外のポジションでの出場が予想される小泉慶。撮影:後藤勝


 ボランチ以外のポジションで出場する可能性が高まってきている小泉慶も闘争心を切らしてはいない。あらゆるポジションをこなす万能の“アニキ”は「どこで出たとしてもいいパフォーマンスを出したい」と、緊急事態に立ち向かう気迫を見せていた。
 
 前節サンフレッチェ広島戦後、負傷などで数人の選手を欠く状態に陥っている東京。それに伴うメンバーの入れ替えや配置転換がまさに“けがの功名”となるのかもしれない。
 

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