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「惜しい」「足りない」が目につくFC東京。いかに自分たちの武器を磨いてきたか、その練度の差があらわれた最初の20分間【2024 J1第26節 vs.川崎フロンターレ/Review】

 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 FC東京としても特に重要視していたはずの川崎フロンターレ戦と東京ヴェルディ戦のホーム味の素スタジアムでの2試合。そのひとつ目の試合を、東京は残念ながら落としてしまいました。守備重視で勝点1を持ち帰るという前節ガンバ大阪戦の内容と結果を受け、川崎戦にはどう臨んだのか。
 
◆速攻と遅攻
 
 もちろん試合全体を通して課題はたくさんありましたし、川崎との差も認識出来たのですが、特に前半キックオフから最初の20分間が、この試合の大勢を決定づけてしまったという印象です。
 
 この試合の狙いは自分たちから仕掛けていこうというものだったのか──と、リーグ戦の連続先発がこれで7試合目となる岡哲平に訊ねると、答えは肯定でした。
 
「守備も攻撃も自分たちからアクションしていこうと思ってやっていました」
 
 また、高宇洋は序盤の時間帯について次のように語っていました。
 
「選手の中にも『入りは前から行こう』というものがあり、それがうまく嵌まっていましたし、チャンスも作れていた。ただ、やっぱりあそこで決め切る力をつけなきゃいけない」
 
 問題点はほぼここに集約されると思いますが、なぜそうなっているのか。最初の20分間を振り返っていきましょう。
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)

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