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野澤大志ブランドン、無失点の引き分けに貢献する圧巻のパフォーマンス。「プレッシャーだったかな? それが楽しいから、本当によかった」【2024 J1第25節 vs.ガンバ大阪/Report】

 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 8月7日、FC東京はパナソニック スタジアム 吹田でJ1第25節に臨み、ガンバ大阪と対戦。0-0の引き分けで試合を終えた。
 
 2日前に実施したミーティングとピッチ上のトレーニングでミドルサードの守備について詰めていったことが幸いした。圧倒的にボールを支配されたものの、各自がポジションをしっかりと戻す、セットした状態から順に対応していくといった規律を守り、中を閉めて使わせないよう心がけ、相手に得点を許さなかった。中を守るあまり相手に外を使われる、ミドルブロックを構える意識が強すぎるあまりに前からのプレスがほとんどなくなる、あるいはどこで獲って攻撃につなげるかという意識の共有が薄いなど、欠点も数多く露呈したが、最後はゴール前で身体を張って守ることが出来ていた。
 
 現時点では、東京と2位ガンバとの間には実力の差がある。反省するべき点は多々あるが、無策のままぶつかったら敗れていたかもしれないアウエーの試合を引き分けに持ち込み、勝点1を持ち帰ることが出来たことは収穫だったと言っていい。
 
◆試合の2日前から合流
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 守備を第一にプレーしたフィールドプレーヤーの労苦もさることながら、多くのシュートを阻み、クロスを掴んだゴールキーパーの野澤大志ブランドンが光っていた。U-23日本代表の野澤はパリ五輪から帰国したばかり。重要な守備練習があった試合の2日前から東京に合流、この2日間で仕上げてきた。
 

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