味スタに帰ってきた紺野和也、気まずさを感じながらも東京サポーターに挨拶。「味スタでプレー出来ると、他の試合と比べてやっぱり気持ちは入ります」【Tokyo Pondering #05】
古巣のFC東京を相手に勝利を収めたあと、かつて自身を応援してくれた青赤のサポーターに挨拶をするべく、アビスパ福岡の8番紺野和也はホーム側のスタンドに足を向けた。
「今日、挨拶に行くときにちょっと気まずさがあったんですけど。ほとんどのサポーターの方が温かく迎えてくれてすごく嬉しかったですし、これからももっと頑張ろうと思います」
東京に在籍していた時は、右から中へカットインしての左足のプレーを活かすべく、右足でタテに抜ける選択肢を増やすなど、個人戦術を鍛えてより成長しようとしていた紺野。福岡に移籍し、一定の地位を築いている現在も、努力と工夫を重ねる姿勢は変わらない。
◆責任を持ってしっかり戻った
スーパーなプレーが飛び出したのは、6月30日におこなわれたJ1第21節の後半19分。野澤大志ブランドンからスローでピッチ中央の長友佑都に渡ろうとするボールに、紺野が猛然と襲いかかった。センターサークルを少し超えながら踵を返し、東京ゴールに向かい運んでいく。これが最後はウェリントンのシュートにつながったわけだが、単独のプレーとしてもすばらしく、またその後の得点につながる攻勢を維持する意味でもいいプレスバックだった。福岡の長谷部茂利監督もこのプレーを称賛した。
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