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U-23日本代表組の躍動を振り返る写真特集【2024 J1第17節vs.サガン鳥栖(AWAY)/無料公開】

 

Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)


 全員がよくハードワークしたJ1第17節サガン鳥栖戦で、もちろんU-23日本代表の4人も躍動していた。アメリカ遠征のためこのあとのカップ戦3試合には出場出来ない、その分を補って余りある働きだった。
 
◆荒木「修正する部分はあまり見つからない」
 

Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)


Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)


Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)


Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)


 日本代表、あるいはU-23日本代表の活動から戻る度に、野澤大志ブランドンはポジションを失った状態で競争を再開してきた。2月3日のAFCアジアカップ準々決勝でイラン代表に敗れ、カタールから帰ってきたあとは、波多野豪の退場を受けてJ1第5節川崎フロンターレ戦でスクランブル出場。第6節と第7節の国立2連戦でFC東京を勝利に導くと、鹿島アントラーズに勝ったその足で今度はU-23日本代表の一員としてカタールへと旅立った。パリ五輪出場権を獲得して帰国したあとは、またしても波多野の出場停止によって第14節名古屋グランパス戦から先発復帰を果たすと、連戦を経る過程でコンディションを上げてきた。
 
 ルヴァンカップの鳥栖戦を含めると公式戦に5試合連続出場。この5試合目の第17節鳥栖戦で、野澤の状態はさらによくなっていた。フィールドプレーヤーとの連携はスムーズで、スローイング、下からつなぐパス、長いボールの使い分けが絶妙。またこの試合が復帰戦となる中村帆高に気遣いを見せるなど、直接的なプレー以外の面でも頼もしさを感じさせた。しかしやはり白眉は1対1の強さ。多くのシュートやクロスを防いだが、前半38分、手塚康平の浮き球に飛び込んだ横山歩夢に対し、ニアサイドで脚を閉じながらコースを塞ぎ、シュートを阻止した場面は特にすばらしかった。鈴木彩艶や小久保玲央ブライアンと代表で競うにふさわしい出来だった。
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)


Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)


Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)


 けが人もあり、やりくりが難しいサイドバック陣で、ほぼ左の専門職となっているバングーナガンデ佳史扶はフル出場。ディフェンス面では左センターバックのエンリケ トレヴィザン、左サイドハーフの俵積田晃太らと協調しながら自陣ゴール前を管理しつつ、鳥栖の右の前目を務める富樫敬真を阻み、ボール保持時は前に進出してインサイドにポジションをとり、前半6分には中央で仲川輝人に通すタテパス。チーム全体がしっかりとグラウンダーのボールを転がせるようになってきているなか、今シーズンよく見せているグラウンダーのクロスを通すなど、プレーが成熟してきていることを感じさせる内容だった。
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 前半24分に相手のミスを衝いて2点目のゴール──と思いきや、OFRでの主審の判断でオフサイドとなり涙を呑み、後半29分には決定的な場面でわずかに右へと逸れる左足のシュート。二度にわたる惜しい場面が印象的だった松木玖生だが、ゴール前以外の動きが効いていた。相手のボールに切り替わりハイプレスの局面になると、前から追ってコースを限定、サイドに追い込む仕事をする。前線で長いボールのターゲットになったかと思えば、後方に下がってボールを受けたり守備に回ったりと、チームに尽くす姿勢はやはり貴重だ。
 

Photo by Ayano MIURA(撮影:三浦彩乃)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 そして荒木遼太郎。高い技術を駆使してボールを奪われないところが美点だが、失ったとしてもすぐさまプレスバックで相手に向かっていく姿勢があり、松木同様、広範囲に渡るハードワークがすばらしかった。勝利を収めたあとの荒木はこう言っていた。
 
「試合を通して自分たちがずっと優位に進めることが出来ていたかなと思います。少し難しい時間もあったんですけど、すぐに修正しながらいい試合の運びが出来たかな、と。間、間で受けながら攻撃にスムーズに行けていたなと思いますし、修正する部分はあまり見つからないくらい、いいプレーは出来たかなと思います」
 
 前から嵌めていく守備でペースを掴み、自分たちから仕掛けてチャンスをつくっていくことが出来た第17節鳥栖戦。U-23日本代表の4人も含めたメンバーで表現した内容に、今後の基準となるものが見えた一戦だった。
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


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◎後藤勝(ごとう・まさる)
東京都出身のライター兼編集者。FC東京を中心に日本サッカーの現在を追う。サカつくとリアルサッカーの雑誌だった『サッカルチョ』そして半田雄一さん編集長時代の『サッカー批評』でサッカーライターとしてのキャリアを始め、現在はさまざまな媒体に寄稿。著書に、2004年までのFC東京をファンと記者双方の視点で追った観戦記ルポ『トーキョーワッショイ!プレミアム』(双葉社)、佐川急便東京SCなどの東京社会人サッカー的なホームタウン分割を意識した近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(カンゼン)がある。2011年にメールマガジンとして『トーキョーワッショイ!MM』を開始したのち、2012年秋にタグマへ移行し『トーキョーワッショイ!プレミアム』に装いをあらためウェブマガジンとして再スタートを切った。

 

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