寺山翼「来シーズンにつながる1年だった。2024シーズンはゴールとアシストという結果に目を向けたい」【2023振り返り】
タイトル獲得の可能性がなくなり、ACL出場権獲得の可能性すらも薄くなると、士気を高めることが難しくなる。そのようにすっきりしない空気が漂っていた2023シーズン終盤戦のFC東京にあって、一筋の光となっていたのが寺山翼だった。
◆開幕スタメンを狙いに行く
追う者の強みはあったかもしれない。先発で出場していないのだから、レギュラーの座を掴みに行くしかない。その点で意欲的であったことは確かだが、それにも増して選手として成長したいという純粋な想いがにじんでくるような溌剌とした様子が、小平の寺山にはあった。巧くなりたい、チームのなかで機能したい、結果を残したいという気持ちがわかりやすく伝わってくるその姿勢が認められたのか、J1最終節湘南ベルマーレ戦ではボランチで先発出場。小泉慶の決勝ゴールの呼び水となるようなシュートを後半開始早々に撃ち、喝采を浴びた。戦う気持ちを前面に出し、めざすスタイルを具現化する。そういう寺山にファンは痺れた。
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