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松岡瑠夢、覚悟を決めた先の成長。「ここで活躍出来なかったら、もう年齢的にも先はないかなと思っていた」【天皇杯ラウンド16 vs.ロアッソ熊本 Column】

 

横断幕の文字が松岡瑠夢の半生に合っていた。


 劣勢に立たされながらも序盤の1失点に被害を食い止め、逆襲の機会をうかがっていたFC東京。しかし後半9分、渡邊凌磨からのパスをカットした松岡瑠夢に長い距離を運ばれ、そのままゴールネットを揺らされ、2失点目を喫した。相手のロアッソ熊本を勝利へと近づけるカウンターだった。
 
 松岡は岡崎慎、鈴木喜丈、波多野豪、内田宅哉と同じ学年の1998年7月生まれ。佐藤一樹監督(当時)が率いていた世代のFC東京U-18に所属し、2016シーズンは発足初年度のFC東京U-23にも参加した。のちにU-19フットサル日本代表候補に選ばれたことからもわかるように技巧派だったが、慶應義塾体育会ソッカー部で肉体派のアタッカーに変貌。栃木SCでプロとなったあと、今シーズンから熊本に加入している。足もとに優れ、推進力もあるという資質がフィットしたのか、栃木時代を上回る活躍ぶり。その好調が、古巣の東京相手の試合でもあらわれた恰好だった。
 
◆東京時代の足もとの感覚が戻ってきている
 

試合後の松岡。Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 7年ぶりに見る松岡はずいぶんと大人びて、たくましさすら感じる好青年になっていた。東京の最終ラインが「勇気を持ってラインを上げてくる」という分析を地元メディアに語る様子も落ち着いていた。
 

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