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野澤零温、熊本の地で逃した決定機を悔やみつつも、前向きな姿勢を継続。「もっともっと自信を持ってやっていきたい」【Column】

 

惜しくも逸した決定的なシーン。


 トップチームに昇格してすぐさまSC相模原への期限付き移籍を味わった野澤零温。そのJ3で下位に低迷する相模原にあっても試合に出られず、プロとしての初ゴールはホーム最終戦のJ3第33節いわきFC戦でようやく決まった。
 
 東京に復帰した今シーズンもけがでリハビリからのスタートという厳しい状況。序列で言えばチーム内でも最下層からの挑戦だったが、沖縄2次キャンプ最後のサンフレッチェ広島戦、直近では7月2日麻生での川崎フロンターレ戦、7月28日埼スタ&埼スタ第2での浦和レッズ戦と、練習試合でことごとくゴールを決めてメンバーに入りつづけてきた。
 
 完敗した8月2日の天皇杯ラウンド16(4回戦)ロアッソ熊本戦でも、東京側最大のゴールチャンスは野澤のもの。後半19分、今シーズン得意のかたちとして磨いているサイドでのウラへの抜け出しが奏功し、スルーパスに反応して右足シュートを撃った。わずかに右へと逸れたが、いいプレーだった。
 
 いま、野澤はどこまで到達しているのか。日毎に存在感を増す背番号42に熊本での手応えについて訊ねた。
 
◆決めていれば負けてはいなかった
 

複数回のチャンスをつくった。


 最大のチャンスだった右に外したシュートを含め、熊本戦の野澤には複数回の惜しい場面があった。
 

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