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東慶悟と青木拓矢。ふたりのアンカーが吐露した問題点【2023 J1第15節 神戸vs.FC東京】

 

2得点をマークした武藤嘉紀。


 5月27日のJ1第15節ヴィッセル神戸戦は、かつてFC東京に所属していた武藤嘉紀に屈した試合だった。武藤自身が2得点。背番号11は大迫勇也が決めた2点目にも最後の浮き球を出した初瀬亮へのパスというかたちで絡んだ。
 
 武藤は心身ともに頑健な選手へと成長を遂げていた。
 
「いまは神戸の一員ですし、(古巣の東京に)引け目を感じてアグレッシブにプレーしないということは絶対にやっちゃいけないと思っていた。成長した姿を少しは見せられたのではないかと思う。
(1点目は汰木康也が)あそこまで深く行ったらファーにボールが来ると思っていましたし、ディフェンスが触るところまでしっかり意識していいポジショニングがとれていたので、とにかくふかさないようにしっかりボールを当てようと意識しました」
 
 この武藤をはじめとして個々の戦いで東京は相手に上回られた。その前半45分間に3失点。後半は勢いを取り戻したが、2得点で1点差に詰め寄るに留まった。
 
◆やり方とメンタル
 

序盤はここ最近の東京が採っている戦い方が見て取れる内容だった。


 ミックスゾーンを通りかかった東慶悟を呼び止めると、前半にダメージを拡げていく過程を止められなかった反省が口をついて出た。
 

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