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渡辺剛のベルギー報告「ボール扱いはだいぶ成長した」「活躍して東京や日本の人に思い出してもらいたい」【独占 Long Interview 後篇】

 

©KV Kortrijk

 帰国中の渡辺剛を直撃したLong Interview、全2回の後篇をお届けする。前回の前篇は4月29日のJ1第10節FC東京vs.アルビレックス新潟を振り返りながら、ベルギーと日本の応援スタイルのちがい、盟友である渡邊凌磨評、ベルギーでおこなわれているサッカーの傾向、そのベルギーに自身のプレーがいかに嵌まったか……といったことに話が弾んだ。

 後篇の今回はKVコルトレイクのベルギーリーグ内での立ち位置、ベルギーの上位とそれ以外のクラブとの差、ベルギーのスタイル、今後の進路について思うこと、ベルギー生活の実際などについて訊ねていく。

◆「上位をほぼ倒したんですよ」

©KV Kortrijk

 映像を観るかぎり、ベルギーのKVコルトレイクでもチームメイトとの仲が随分と深まっている様子の渡辺剛。じつに“わちゃわちゃ”しているが、これも二年目の成長がもたらした“結果”であるようだ。

「さきほども言いましたけどリスペクトされるようになって、そうすると『日本人もおもしろいね』『日本人いいね』といった反応から入って、ワイワイするようになったり、試合が終わったらみんなで踊ったりと、そういう行動が増えるようにはなりました。
(呼ばれ方は?)『ツヨ』ですね。サトシ(田中聡)は『サト』でした。呼べないんです、長く。日本人の名前を。『シ』が言えなかったりとかして『渡辺剛』とは、たぶん言えない。なので、ツヨって言われていました」

 先日、芸人の「とにかく明るい安村」が英国のTV番組『Britain Got Talent』に出演して喝采を浴びたことが大ニュースとなったが、その際の芸名がTonikakuだった。しかもそれすら長いのか、審査員ら出演者は「トニ」と呼んでいた。同じ感覚なのだろう。

「その短さで呼べるなら呼びたいんですよ、みんな。どうしても呼ばないといけなかったら呼べるけど、でももうそれ(2音)がいちばん簡単だよね、みたいな感じで言われていますね」

©KV Kortrijk

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