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アマラオチャントを喜ぶペロッチ、ペロッチに成功してもらいたいエンリケ。真摯なブラジリアンが報われた大勝の背景にルヴァンという“実験場”の明暗【2023 YLC Eグループ第2節 FC東京vs.京都 本音Column】

 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 
 まず、私のキャパ不足でこのレポートのあとに書くコラムの公開が毎度遅くなり、まことに申し訳ございません。東京都庁のアレにペン記者では唯一参加したりと、いろいろとありまして。精進してまいります。
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 
 ルヴァンカップのグループステージというのは、なかなか難しい大会だと思います。もちろんそれぞれの監督は、リーグ戦でも成長の過程というストーリーのもと、意図を持ってただ目先の試合に勝つだけではない采配をするもので、その辺りの背景は、手倉森誠監督や、今回対戦した京都サンガF.C.のチョウ キジェ監督もよく会見で語っていますが、やはりカップ戦だと実験の色合いが強く出る。
 
 この第2節では京都のほうにその色がより強く出て、ポジショナルプレーの概念を意識してサブメンバーでパスをつないでいくサッカーにトライした。勝敗を問わないということはないのでしょうが、試み優先というように映りました。どうでしょうか。
 一方の東京はルヴァン初戦に若手中心で臨んで敗れていること、連戦ではなくリーグ戦のメンバーも使えること、様々を勘案して、休ませたい選手は休ませたうえで、リーグ戦メンバーを中心に、ふだん出ていない選手を効果的に配置して臨んだという印象です。
 

Photo by HIROTO TANIYAMA(撮影:谷山央人)


 

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