塚川孝輝、試合前煽りVの“あれ”は「ドロンパが『これしようぜ』みたいな感じになったので」【無料公開】
塚川孝輝と言えば、味の素スタジアムのホームゲームで試合前に流れる煽りV中、東京ドロンパと謎ポーズをシンクロさせる場面が話題になっているが、あれがどういう経緯だったのかを直球で訊ねたところ、やはり台本なしの即興であることが明らかになった。その答えは以下、囲み取材で私が質問した範囲を記した一問一答の最後にあるので、ぜひお読みいただきたい。
金髪で目立つだけでなく「プレーでも目立ちます」と誓った塚川。安部柊斗も松木玖生もいないなか、マスコットのような愛嬌と不思議な存在感を持つ背番号35が、京都戦に向かう青赤軍団を牽引していく。
◆一問一答
──試合の流れに関係なく劣勢でも得点やチャンスメイクの場面で瞬時にいいプレーを出せる秘訣は?
本当、タイミングだと思うので……そのときにどれだけゴールにつながるための考えをしているか、とか。
常に、いちばんにディエゴを見ますし、ゴールにどう直結するかが大事だと思います。それがあるからこそ相手が嫌がって、中を締めたら外が空くし、と。そういう、まずはゴールという意識はしています。意識することがまずは大事ですし、それを相手に見せるということも大事だと思うので。相手陣地ではそこは常に意識しています。
──インサイドハーフがフォワード化するというところで言うと、サイズがあるのでレイソル戦のようにヘディングをしたり身体ごとゴール前に飛び込むようなプレーが期待されると思うが、あれは狙っているところか?
それはもちろん自分の強みでもありますし、J2時代の話になりますけど、ヘディングでもけっこう点を獲れていますし、ぼくみたいな体格のある選手が2列目から飛び込むというのが相手はいちばん嫌だと思うので、常にそれは狙っているところです。それはぼくの強みでもありますし、それで点を獲りたいというのはあります。
──ルヴァンカップが始まり過密日程になるがまずは京都戦に全力を傾ける覚悟か。
自分は目の前の試合に打ち込む、そういう選手なので、あんまり後先考えられない。しっかり目の前の試合で結果を出して、チームのために戦えたらなと思います。
──ところで、煽りVの東京ドロンパとの「あれ」は台本がないと聞いたが?
ああ(笑)。あれは全然台本ないんですけど、ハイタッチしてウェーイってやってたら、ドロンパが「これしようぜ」みたいな感じになったので(※もちろん声は出していない)「じゃあやろっか」みたいな感じでやったらあれが使われていたので。「使われたんだ」と思いました。
———–
■ https://www.amazon.co.jp/dp/B00NNCXSRY後藤勝渾身の一撃、フットボールを主題とした近未来SFエンタテインメント小説『エンダーズ・デッドリードライヴ』(装画:シャン・ジャン、挿画:高田桂)カンゼンより発売中!
———–