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東慶悟と青木拓矢が語った、危険に対する“感度”の問題【東慶悟、青木拓矢、木村誠二が調布市役所を表敬訪問】

 

撮影:後藤勝


 今週からFC東京が自治体の表敬訪問をおこなっている。初日の11月7日には東慶悟、青木拓矢、木村誠二が調布市役所と三鷹市役所を訪問した。
 
 調布市役所では東が「チームとしては新しい監督のアルベルさんを迎え、スタイルで言うとボールを保持して自分たちで主導権を握るサッカーをめざしていまして、それがある程度かたちになりつつも、優勝するにはまだまだ足りないところがある一年間だったと思います」と述べるなど、3人それぞれがチームと個人の2022シーズンについて報告した。
 

撮影:後藤勝


 これに対して長友貴樹調布市長は「私も応援させてもらって20年になります」と、過去のJ2降格やもっとも優勝に迫った2019シーズンの思い出を短く振り返りながら2022シーズンについてはこう語った。
 
「18チーム中の6位だから上位で終わったと言えるのは間違いないけれども、みなさんも同じかもしれないけれど、もどかしさ(を覚える)。6位、上位でよかったとは思いつつ、もうひとつ上の段階で終えていただければなという……。
 今年もホームゲームはほとんど観させていただきました。一昨日のゲーム(J1最終節川崎フロンターレ戦)は今シーズンを象徴するもどかしさが感じられて。それは我々応援する側だけでなく、プレーしておられるみなさんがいちばん感じているかもしれない。今シーズンも会長、社長といろいろなお話をさせてもらい、来年は覇権を握ると、J1で1位になるというような意気込みを強く語っておられた。オフシーズンを含めてこれから楽しみに開幕を待たせてもらいたいと思っています」
 
 この内容を受け、事後に東と青木への個別取材をおこなった。シーズン前半は青木がアンカーとして危険地帯へと急行して守り、シーズン後半は技巧に長けた東がまるで青木のように身体を張って相手のチャンスを潰しに行った。その前提を探っていくと、戦術よりもさらに根本にある本質の問題へとたどり着く。ふたりの口からは、あらためて勝敗を分ける勘所、危機に対する感度を高めていく必要性が語られた。
 
◆東慶悟「監督が教えるものでもないし戦術ではない」青木拓矢「サッカーは失点しなければ負けない」
 
【東慶悟】
 

撮影:後藤勝


──この成績での表敬訪問について。
 

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