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安部柊斗「一試合一試合にかける想いはすごく大事。競争に負けたという意識も全然ない」2列目からの飛び出しで長谷川健太監督への“恩返し”を【J1第33節名古屋グランパス戦に向けて】

 

撮影:後藤勝


 変革の2022シーズンが終わりに近づき「現状の完成度は6割」というアルベル監督に「火曜日の練習で距離感のこと(もっと味方同士の距離を縮めろ)を言っていたが、残りの40%を詰めていくならそこの追求が必要なのでは?」と問うと、アルベル監督はこう返してきた。
 
「川崎も横浜も狭いスペースでのプレーを得意としています狭いスペースでのプレーがとても重要な要素のひとつですけれども、背後への飛び出しも重要です。なぜならば二列目に飛び出しが得意な選手が多いのでそれを活かしたいというのがあるからです。
 もし来シーズンに足もとでのプレーが極端に巧い選手が加入するのであれば、その選手の特長を踏まえたうえでチーム戦術を適用しないといけないと思います。モダンなサッカーではやはり狭いスペースでのプレーは重要なコンセプトのひとつですし、それは掘り下げたいと思います。ただ、狭いスペースでのいいコンビネーションを成熟させるにはやはり時間が必要です」
 
◆筋トレは以前より多めにやっている
 

撮影:後藤勝


撮影:後藤勝


 二列目からの飛び出しでゴールなりアシストに多く絡んでいるインサイドハーフと言えば、やはり安部柊斗になるだろう。しかし塚川孝輝の加入によって彼と松木玖生との3人でインサイドハーフのポジションを競う状態となり、結果として安部は出場時間を減らしている。前節などは途中出場で9分間とアディショナルタイムのみと、最近ではないような短い時間に活躍の場が限定された。
 異なる特長を持つ3人にあって突出するべく特長をより尖らせるなら、まさしく二列目からの飛び出しがそれに当たるのではないか──と水を向けると、安部は頷いた。
 

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