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木本恭生「ボールを回しての攻撃とカウンターのミックスが進むべき道」

 

撮影:後藤勝


 清水エスパルスに優れたサッカーを見せられ危機感を募らせたあと、セレッソ大阪戦の延期、練習試合FC町田ゼルビア戦の実施を経て柏レイソルを相手に6-3の勝利を収めたFC東京。木本恭生は「技術がいきなり巧くなることはない。サポートや距離感について話し合った結果」と言う。
 
 選手間の距離を縮め様々な方向にパスコースを確保することでボールを失わずに保持する能力が向上することは、現在J2上位で稀有なサッカーを繰り広げているロアッソ熊本を見てもわかる。横浜F・マリノスに苦戦をしたのは、前半、距離感の悪さで悪循環に陥ったせいもあると木本は考えているようだ。
 
◆以前はショートパスとロングパスのバランスがよくなかった
 

高い技術でボールを運び、ゴールを奪う練習中の木本恭生。撮影:後藤勝


 ACL出場権獲得を視野に入れながらも「いままでやってきた土台、これからやっていくサッカーを見失ってはいけない」という木本に、練習試合の町田戦、その後の柏戦、そしてマリノス戦と、複数得点と複数失点がトレードオフの関係になり、失点を厭わない攻撃的な姿勢の反映という側面があるのかを訊ねると、こう答えられた。
 

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