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個を追求したい。向上心の塊、山口一真【FC町田ゼルビアvs.FC東京TMその3】

 

長友佑都を背負う山口一真。 撮影:後藤勝


 FC東京U-15深川から山梨学院大学付属高校というルートを経て大学サッカーへ。この過程で評価を高め、山口一真は2018シーズンに鹿島アントラーズへと加入した。その後、水戸ホーリーホックへの期限付き移籍を経て松本山雅FCに完全移籍をするが、その松本がJ3に降格し、山口はJ2のFC町田ゼルビアへと期限付き移籍──つまり市場の評価はJ2以上でプレーし、J1以上を目標とするべきプレーヤーということになる。
 町田での背番号は鹿島時代と同じ19。J1をめざすにはふさわしい数字だ。
 
◆もっと上げていかないと
 
 8月21日の練習試合で対戦したのは古巣のトップチームであるFC東京。しかしアカデミーに所属していたのは何年も前のことであり、小学校のときから所属していたチームという以上の思い入れはないという。4-2-3-1のサイドハーフとして東京のサイドバック長友佑都とマッチアップする場面もあったが「特になんとも思っていなかった。ふだんの相手と変わらない気持ちでプレーしました」と、特に入れ込みすぎるということはなかった。ただ、J1とJ2のクオリティの差は認識していた。
 目立ったのは積極的なプレー。個人で運び、どんどん仕掛けていった。
 

大外を駆け抜けていく山口。 撮影:後藤勝

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