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林彰洋が対外試合で45分間プレー!公式戦復帰へ光明【FC町田ゼルビアvs.FC東京TMその1】

 

撮影:後藤勝


撮影:後藤勝


 8月21日、FC東京は三輪緑山ベースでFC町田ゼルビアと45分×2本の練習試合をおこなった。スコアと得点者は非公表。東京側の注目するべきポイントは林彰洋と中村帆高、ふたりの負傷離脱組に
出場機会が与えられたこと。2本目に登場した林は試合後「実質違和感なくやれたのは2年ぶり」「サッカー楽しいな」という言葉を残した。
「蹴ることを主体にするサッカーとつなぐサッカーとではボールを置く場所が異なりそれは実戦でしか感じられないところもあり、ぶっつけ本番的なところは正直ありました」
 アルベル監督が新しいプレースタイルを注入してきた今シーズン、背番号33はその初動に加わることが出来なかった。チームメイトが次々にアルベル流を習得していくなか、その成長に関与していなかった林にとってはこれがスタート地点と言ってもいい、そういう一戦だった。
 
◆膝って大事なんだなと
 

©F.C.TOKYO


「こんなにサッカーから離れることはなかった。戻れるかも不透明。あらためて自分がサッカー好きなんだな、と思わされた」
 2020年11月に受傷。右膝前十字靭帯損傷、外側半月板損傷と診断され手術、リハビリに努めてきたが回復が思わしくなく、今年1月、再手術に踏み切った。この日の復活までに2年間を要した。
「この練習試合に臨めたのも健全な身体があってこそ。膝って大事なんだなとだいぶ思わされました」
 そんな林に「身体との対話ということで言うと、以前は知覚出来なかった隅々まで感じられるようになっているのか?」と訊ねると、その問いを肯定するような答えが返ってきた。

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