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6月7日の就任発表から2カ月。ゼ リカルド監督が鍛え上げた静岡の雄との比較で浮かび上がる青赤軍団の未完成【J1第24節/vs.清水エスパルス】

 

撮影:後藤勝


 8月7日、味の素スタジアムで開催されたJ1第24節清水エスパルス戦のレポートを今節もFC東京視点の観戦記スタイルでお届けします。
 
 今節は声出し応援の実証実験対象試合だったわけですが、こうして清水のチャントを聴くといよいよJリーグが戻ってきたなぁという気になりますね。まだアイスタでは声出し応援を実施していない状態で、清水のサポーターにとってもこの試合は意義のある一戦だったはずですが、だからかもしれません。既に一度声出しを実施していて二回目ではありますが、二年ぶりの声出しを謳歌する東京ゴール裏とこのスタジアムの雰囲気を尊重し、清水ゴール裏はユルネバの歌い出しに拍手をしたうえで選手入場で一区切りがつくまで、3コーラス分だったでしょうか、長い時間“沈黙”で行事に参加してくれました。この気配りはほんとうにすばらしかった。口を開くことと口を噤むこと、そのどちらもが表現なのだということを教えてもらったような気さえします。
 
 本編である試合中のコールとチャントもすばらしいものでしたが、その応援と同等かそれ以上によかったのが清水のサッカー。この残留争いをしているとは思えない集団に東京は敗れてしまいました。
 
◆チームづくりの進み方がゆっくりしている東京
 

撮影:後藤勝


「敗れてしまいました」と書きましたが、今シーズンの東京はスタイルの変革が大きなテーマであり結果に関してはJ1残留さえ果たせていればよく、敗戦そのものには衝撃を受けていません。残念だったのは東京のプレーがよくなかったことです。清水と比較すると明らかにサッカーの質で劣っていました。
 

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